« 労働者の国際移動 | トップページ | 《花がたみ》の狂気 »

2006年7月14日 (金)

言葉にすること

女はどうかわからないが、特に中年以上の日本の男どもは、本当に心底好きな愛する相手に対して「愛してる」とか「好きだ」とかは面と向かっては言いにくい。口にしようとするとどうしても照れてしまい、言えなくなってしまうのである。

だが、好意は持っているにしても、それほど深く愛してるとまでは言えない相手に対しては意外と軽く口に出てきたりする。軽く言ってしまうから「愛してる」とか「好き」という言葉の重みもなく、当然、軽くいなされることになる。

けれども、よく観察してみると、軽く言われてるとわかっていても、言われた方はけっこうまんざらでもなさそうな表情をする。「嘘ばっかり」とか「冗談でしょ?」などと言いつつも、目が笑っている。本気でない、と思っていてもうれしいのだろう。

ということから考えれば、日本の男も、大切な相手に対しては「愛している」とか「好きだ」という言葉をきちんと口にするべきなのである。「言わなくてもわかるだろう」などと言うのは、結局、男の甘えに過ぎない。ある意味では「言わなくてもわかる」までの状況にするためには、きちんと相手との時間を大切にし、少しでも一緒にいる努力を続けていなければならない。その実績があってこそ「言わなくてもわかる」ということになる。が、それがないから、「言わないから怒る」になってしまうのだろう。

当たり前のことかも知れないが、意外と気付かない男は多い。私も、外国人と付き合った経験からそう感じるようになったのである。日本人が相手だと「多分、わかってもらえる」という甘えが出るが、相手が日本人でなければ、育ってきた文化や生活環境が違うので、言葉にしなければ理解できない。というよりも言葉にしたからといってきちんと伝わるとは限らないのである。だから、詳しく伝えること、繰り返し伝えることが大事になる。黙っていては絶対に伝わらないので、まず言葉にすることが大前提なのである。

だが、言葉にすると言っても「日本語」である必要はない。相手が理解できれば、中国語でもタイ語でもドイツ語でもかまわないのである。そして、おもしろい発見だったのだが、日本語で「愛している」と言うのは照れてしまって言いにくくても英語で「I love you」と言ったりタイ語で「PM RAK KUN」と言ったりする方が照れは少なくてすむ。日本人にとっては母語である日本語よりも、他の言語で言った方が言いやすいのである。

とすれば、日本語でなくても、相手に伝わる言葉でしっかり言う方が良い。「I love you」などは結構使い勝手が良いかもしれない。たとえ長年連れ添った相手でも、甘えたり照れたりせずに、きちんと愛の言葉を口にすることが大切だろう。

|

« 労働者の国際移動 | トップページ | 《花がたみ》の狂気 »

コメント

いつも拙ブログにお越し下さいましてありがとうございます。
こちらには初めてお邪魔致します。
TACさんもブログをお持ちだったのですね。
しかも同じココログ。どこか親近感が生まれます(^_^)
ざっと読ませて頂きましたが、僕のふざけたブログと違って、とても含蓄のある内容に感心しました。日頃妥協して生きてるせいか、ちょっとした矛盾点も当たり前に感じてしまう昨今。こんな僕には良い刺激になります。
これからもよろしくお願い致します。

投稿: うるとらの音 | 2006年7月14日 (金) 09時24分

うるとらの音さんのThaiwife~奥様はタイ人! も、とっても楽しいブログです。日本人であろうと外国人であろうと、心を通わせられればうれしいし、幸せになりたいという思いは共通だと思います。
いろいろなアプローチがあってこそ理解は深まっていく。
そう考えています。

投稿: TAC | 2006年7月14日 (金) 18時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/120394/2644754

この記事へのトラックバック一覧です: 言葉にすること:

« 労働者の国際移動 | トップページ | 《花がたみ》の狂気 »