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2006年7月28日 (金)

スプリングバンク賛歌

スコットランドのキンタイア半島にキャンベルタウンという街がある。ノース海峡の向こうにはアイルランドがあり、アラン島の浮かぶクライド湾の向こうはサザン高地である。世界的には、あまり知る人のないこの街で作られるシングル・モルトのスコッチ・ウイスキー……。それがスプリングバンクである。

日本ではバランタインやシーバス・リーガル、ジョニー・ウォーカーほどには知られていないウイスキーだが、実はこのスコッチはなかなかの逸品である。色は少し薄めだが、封を切り、ショットグラスに注ぐと、何ともいえない甘い香りが立ち昇る。そう、ショットグラスというのは、水割りどころかロックでももったいないので、いつもストレートで楽しむからこんな書き方をしている。ただ、香りの甘さと飲み安さに騙されてはいけない。実は、このスプリングバンク、他のウイスキーと比べるとアルコール度数が高く46%もある。美味しいが、なかなか強い酒でもある。

けれども、残念なことにあまり輸出量は多くないようで、わざわざ車で一時間もかけて買いに行ってもいつもあるとは限らない。「在庫はありません。今度の入荷予定もはっきりしません」と言われたことも何度かある。それでも、日本には若干入ってくる(アメリカなどには入っていないという話も耳にしたことがある)ようで、いつもとは言えないにしろ、たまに飲み味わえる機会があることが、せめてもの幸せかもしれない。

特にうれしいことがあったとき、とても感動したとき、しっかり何かをやり遂げて充実感に浸っているとき、あるいは気心の知れた特に仲の良い連中と楽しい時間を過ごすとき……。そんなときに味わいたいシングルモルト・ウイスキーの逸品。それがスプリングバンクである。

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