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2006年9月29日 (金)

聞く度量

他のブログを見ていたら、コメントの中に1人自分の感情的な意見をぶつけるだけで、他の人たちの意見を丁寧に読まない人を見つけた。自分は強気のつもりなのだろうが、返って度量が狭く、流行や既成の権威に依存しているだけの自分のない人であることが見てとれた。結局、自分という存在を精神的に確立できていないから、それがばれたり不安定な今の自分が崩れてしまうのが怖くて、他者の意見を自分の中に取り込めないのだろう。

けれども、よく考えてみると、有名、無名を問わず、そういう人を見かけることが最近多くなったように思う。つまりそれは、自分というものを確立できていない、自分が精神的に自立できていない人が増えているということなのだろう。青少年については、成長途上であるということを考えればある程度仕方がないことだし、それに上手に関わりながら自立を促していくことが周りにいる大人の度量だし、また役割でもある。

しかし、いい歳をした大人のそんな姿を見てしまうと、情けないなあ…と思うし、また可哀相だとも思う。多分、これから先、多くの人々とぶつかり、嫌われ、寂しい人生を送るのだろうから。

他者の意見を丁寧に聞く、もしくは読む、という行為は、大人としての度量だし、また自分の精神をより大きくしたり深めたりするチャンスでもある。その関わりを通して、人間として大きくなる機会かも知れないのだ。

確かに、それまでの自分の発想や見方とは異なる場合は、最初は理解しにくいだろう。けれども、それを理解する過程で、何か新しいものが見えてくるかも知れない。それをきっかけにして、自分のミスや欠点を修正できるようになるかも知れない。だから、他人を受け入れようとする姿勢は自分を変えるチャレンジでもあるのだ。

他者の言葉に耳を傾けられる度量を、いつも持っていられたら……と思う。

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