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2006年9月17日 (日)

売り言葉には…

子どもたちの相談を受けていると、けっこう人間関係で苦労している例が見られる。その際に、ちょっとした言葉が関係をこじらせていることが少なくない。だから、相手の気持ちや状況を考えてあげて【売り言葉に買い言葉】という対応ではなく、言葉の奥にあるイラダチなどを上手に受け止めてあげられるといいね、というような話をしている。

実はこれは、子どもたちばかりでなく、大人にも言えることである。「あなたなんかキライ!」という言葉に対して「ああ、キライで良いさ! 勝手にしろ!」と返せば、完全に【売り言葉に買い言葉】になってしまうが、「どうしてそんなに怒るの?」と返せば、反応は違ってくる。「あなたなんか…」という言葉の裏には「あなたにだけは分かって欲しい、共感して欲しい」という思いがあり、分かってもらえないから苛立ち、怒ってしまう……という場合がけっこうあるからだ。

相手が【売り言葉】を発する背景には、それなりに追い詰められて状況があり、心に余裕がない、という心理状態に陥っていたりする。その相手と、この場限りで決裂してもかまわない、というのであれば【買い言葉】も1つの選択だが、ケンカしてばかりいては信頼できる相手を次々に失い、人間として孤立してしまう。だから、相手の感情に巻き込まれずに、ある程度の心の余裕を持って、【買い言葉】とは異なる対応をすれば良い。そうする事で関係はつながり、深まっていく…という事になる。これは、決して損な話ではない。

何も、周りのすべての人々に対して、いつもいい顔をする必要はないが、少し、心に余裕を持つことで、落ち着いた対応ができる。【売り言葉】に対して【買い言葉】とは違う対応ができるだけの余裕を心に持ちたいものである。

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