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2006年12月11日 (月)

未来のためにできること

何のために歴史を学ぶのか。それは、未来を開くためだと思う。小学校の頃から本を読むのが好きで、色々な本を読むうちに、一時期、歴史の本を読み漁ったことがあった。その流れや、様々な人々の存在が興味深く、日本史から世界史、古代史から現代史まで本当にたくさんの本を読んだ。

やがて、歴史に学ぶことは、未来を模索することにつながっていることを実感するようになった。人間は、けっこう同じような過ちを繰り返しているのである。だから、真摯に歴史に学ぼうとすれば、現在の「危なさ」や「危うさ」が見えてくることがある。

始まり、きっかけは小さなことでも、それが大きな流れになってしまうと、抗うことはもちろん、多少なりともその流れを変えることさえ難しくなってしまう。例えば、日中戦争・太平洋戦争への流れにも、たくさんの「小さなこと」が散りばめられている。

それを知れば知るほど、今の日本の危うさを感じずにはおれない。不正や汚職が横行し、人々が政治に絶望したときにテロが始まり、それが議会制民主主義を窒息させていく。やがて、自由がどんどん制限されるようになり、ついには目も耳も奪われた民衆は、勝ち目の無い戦争へと押し出され……。

「小さなこと」の1つに教育の統制があった。その歴史に学んだからこそ、教育基本法が生まれたのである。けれども、下位法規によってそれが形骸化されていく。その流れは、日本の再軍備の歴史とも重なっている。そして、それをさらに進めようとするのが、今回の教育基本法「改正」である。本当の意味で「正しく」「改める」ならば、十分な説明と慎重な議論が必要なはずである。けれども、それをしないのは、政府・与党が、歴史に学ばす、現実に背を向けているからであろう。

身内だけの小さな考えで凝り固まっていては、世界の大きな流れは見えてこないし、自分たちの発想を超える広い考えや深い考えが理解できない。その結果、未来の可能性に枠をはめ込み、どんどん縮小させてしまう。

自分のためではなく、未来の世代のために何が出来るのか。今、明日、そして……。伝えなければならないことがある。それが、大人としての責任である。例えば、関わりのある人たちに……。そして、出会った人たちに……。1人の力は小さいかも知れないが、その小さな力を少しでも集めて生きたいと思う。

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コメント

そうはいっても、日本は「統治される天才」(堺屋太一)ですので、小さいうちからよほど自分の力で思ったり考えたりするように仕向けないといけません。でも、教育現場自体が少人数になってなくて「十把一絡げ」の授業にならざるを得ないところがありますからね。
 ある意味、仕組まれてるんですよ。
 日本は同じことを繰り返すしかないのでしょうか。
 

投稿: かじか | 2006年12月12日 (火) 00時45分

皆があきらめてしまえばそうなるでしょうね。

でも、自分が何かをやれるうちは、あきらめるのは早いと思いますよ。ある意味では、あきらめるのは楽なのですから…。

やれることを探して、それを積み上げていくことを大事にしたいものです。

投稿: TAC | 2006年12月12日 (火) 17時54分

本当に歴史を学ぶことは大切ですね
なのに、受験のために
歴史や地理などを学ばない学べない・・なんて
今の子達はものの見えない子になりそうですね。

勉強する意味がちゃんと教えられて
説得できる先生でなくっちゃね
わが母校は、文武両道でとりあげられたそうです・・
もちろん受験校でありながら取りこぼしは無し。(私はいい思いでなし)

投稿: みき | 2006年12月12日 (火) 21時31分

少し前の話ですが、中学の数学の時間でテスト前の自習という形を取ったとき、歴史が好きで得意な子に「聖徳太子の時代と明治維新の頃はとっても似ているんだよ」という話をしてあげました。「中国、もしくは欧米という外圧/植民地化の危機にも関わらず、氏姓制度/幕藩体制という地方分権の状況で、中央集権化が急がれた」という話に、彼の目は輝き、とても感動していたようでした。

暗記ではなく、その事実がどのような意味を持ち、それが他のことがらとどう関わっているのかを分析する力があれば、歴史を学ぶことで、未来を展望する力がついていきます。

その意味で、子どもたちも心配ですが、政治家や官僚のお粗末な歴史認識の方が気になります。日本国憲法の成立に深く関わった多くの日本人の存在を無視して「押し付け」だとアピールし、アメリカによる押し付けの「憲法改正」を行おうとしているのですから…。

投稿: TAC | 2006年12月12日 (火) 23時55分

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