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2006年12月 4日 (月)

なぜ復党なのか

郵政民営化造反議員のうちの11名が自民党に復党するらしい。反対して当選した議員は、それが地元の民意だったはずなのに、それをあっさり覆すということであり、自民党自体も郵政民営化を掲げて選挙を戦った以上、郵政民営化賛成の民意によって多くの議席を獲得したのだから、反対議員を復党させることは、その民意を無視することである。

従って、この一件で、彼らは、自分たちが民意を無視し公約など何とも思っていないということをその行動で示したわけである。民意も議論も関係ない、という与党の元で政治が動かされ、民意すら問うことがなかった教育基本法や共謀罪は勝手に成立させようとする。しかも、報道されているタウン・ミーティングの実態からすれば、ヤラセで「民意」を偽装しようとしたことも明白である。もはや、日本は民主主義国家ではなくなった、と与党がその行動で表明しているという事なのだろう。

折りしも、今日のニュースでは、南米のとある国で反米左派の大統領が圧倒的大差で当選したことが報じられていた。ニュースのコメントでは「独裁色が強まる恐れ」などという言葉が聞かれたが、自民党のやり方と比べたらどちらが民意を反映しているかは明らかである。そう言えば、タイのクーデターも、現在は多少批判の動きも国内では出ているようだが、国民の支持は失ってはいないようである。いったい、日本の政治と比較して、どちらが民主的だと言えるのだろうか。

いずれにしろ、民意を無視し、公約しなかったことを勝手に強行採決していく手法は、明らかに独裁のそれである。しかも、その結果として国民の生活が豊かになるのであれば支持することもやぶさかではないが、国民の多くはどんどん困窮し息苦しくなるのでは話にならない。

次の国政選挙では、ささやかな一票を、心して投じたいと思っている。

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