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2006年12月 6日 (水)

転換できない弱さ

新聞で、市内の企業倒産件数が県下1になったと報じられていた。労働者や中小企業に「景気回復」の恩恵を分け与えることなく都市部の大企業中心の経済政策を推し進めている以上、夕張市の例も含め、地方の困窮は必然と言うべきだろう。

こうした政策が失敗であったことはアメリカの選挙結果や南米諸国での反米政権の勢力伸長を見れば明白だろう。けれども、政府・与党は、失敗が明らかになっている「新保守主義」の政策を転換できないままさらに推し進めようとしている。

現場の声を無視した【帳尻合わせ】の医療〈改革〉や福祉制度の〈改革〉によって、自立どころか【生存権】を失って病死したり自殺したりする人々のニュースが次々と報道されている。イギリスなどと比較しても、再チャレンジのシステムをきちんと作らないで【自己責任】という言葉で論評しても、その制度改革が破綻していることは既に明白である。「美しい国」というスローガンは、今や大いなる皮肉と化しつつある。傷が広がらないうちにさっさと方向転換をした方が、少しでも「美しい国」を残すことができると思うのだが…。

今、政府・与党は第二次世界大戦時の日本軍部や政府と同じ間違いを犯そうとしていないだろうか。撤退する勇気を持たなければ、また日本が焦土と化す。特に、国民の心が荒廃し、焦土と化してしまっては取り返しがつかない。子どもの世界のいじめが問題になっているが、大人の世界ではより陰湿・悪質ないじめが横行している。高止まりをしたままの自殺者数、そして成人のひきこもり…。これこそ、国民の心の焦土化の証である。

決断は、少しでも早い方が良い。自らの弱さを意識して、早く方向転換をする勇気を持って欲しいのだが…。多分、数字の操作でごまかし続けた【景気】の失速は、方向転換をしなければ、予想以上に速い足取りで迫ってくるだろう。

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