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2007年1月30日 (火)

「ゆりかごの歌」…谷山浩子《翼》より

谷山浩子の《翼》というアルバムの中に「ゆりかごの歌」という歌が入っている。ゆりかごの中で眠る赤ちゃんに語りかける声は……。

風が、ゼンマイ仕掛けの猫が、オルゴールの歌姫が、おもちゃたちが、そして絵本が、同じ言葉を繰り返す。「人は人を殺せる」…優しい旋律にのって、恐ろしい言葉が何度も何度も波のように寄せては返す。

恐ろしい言葉ではあるが、それは【事実】でもある。人は、自分という存在をも含めて、人を殺すことができる。イラクでも、アフガニスタンでも、そして日本でも……。人とは、そういう存在なのだ。憎しみの中で、あるいは恐怖の中で、他者を殺す人々。そして、絶望し、苦しみから逃れようと自分を殺す人々。いずれの立場でも、人は人を殺す。他の動物たちとは異なり、人は、意識して人という存在を殺すことができるのだ。

そうした、恐ろしい【事実】の蔓延する世界で私たちは生きている。その【事実】から目をそらせてはいけない。が、それでも私は生きて生きたいと思う。少しでも、その恐ろしい【事実】を変えていくために。この歌を聴いていると、そんなことを考えてしまう。

人は、人を殺せる。誰が、そうしたのだろうか。だが、同じように、人は人を助けることもできる。そのような生き方をしたい。選択するのは、自分自身である。

 

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