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2007年1月 2日 (火)

ひとりでお帰り…谷山浩子を聞きながら

最近の日本人は、以前にもまして【ひとり】を恐れているような印象を受けることが少なくない。子どもたちはもちろん、少なからぬ大人たちが近代的な自我を確立しきれないまま流され、周囲に左右されているからなのかも知れない。けれども、【ひとり】の時間、【ひとり】の空間には大いなる豊かさが存在している。【ひとり】の重さに耐えることによって【ひとり】の楽しさや【ひとり】の深さを手に入れる事が可能となるのである。

そんなことを感じさせてくれる歌がある。《銀の記憶》という谷山浩子のアルバムの冒頭に収められている「ひとりでお帰り」という歌である。誰もいない真夜中の舗道……。ひとり、自らの影と共に踊り続けるのを満月だけが見守っている。非常に孤独を感じさせるシーンであるが、そんな中で一心に踊り続ける姿が胸を打つ。

孤独に耐え、孤独を越えることによって得られるものがある。例えば、まだ出会えない誰かを包み込むことのできる強さと優しさ……。それは、本当に辛い思いに耐え、苦しみを越えてきたものだけに与えられるものである。それを持っていれば、去勢を張って強さを誇示する必要はない。自分より弱いものをいじめ、虐げることによって本当は弱い自分の存在をごまかす必要はないのである。

谷山浩子は歌う。夜が深くで足が怯えても、顔を上げて闇に沈まぬように…と。社会の闇も人々の心の闇も深い。けれども、自分自身をしっかりもって【ひとり】の存在としての自分を確立すれば、周囲に流されて闇に沈むことはない。そのための道は、まだまだ遠いかもしれない。けれども、信じる限り未来は続く。

谷山浩子の高く澄んだ声が、今の辛さを包み込み、未来に向かって一歩を踏み出す後押しをしてくれるようである。

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