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2007年2月25日 (日)

局地戦闘機・紫電改

旧日本海軍の戦闘機に、局地戦闘機という分類がある。迎撃用の戦闘機で零戦などのように航続距離はそれ程長くないが、B29などの戦略爆撃機を迎撃するために作られたもので、実戦配備されたものでは雷電と紫電改が有名である。

ところが、紫電改、というのは実は俗称で、正式には紫電21型という。もともとは、水上戦闘機という形で設計された【強風】が原型であり、その性能が優れていたので、水上用のフロートをとって陸上用にした【紫電】が作られた。ところが、もともと水上戦闘機であった紫電は、零戦や雷電とは異なって主翼が胴体の中ほど(中翼式)につけられており、引き込み脚の故障も多かった。その翼を零戦や雷電のように胴体の下部(低翼式)に取り付けて大改造をしたのが、紫電21型…紫電改である。

紫電改と言えば、ちばてつやの名作『紫電改のタカ』を思い出す。戦略爆撃機B29や護衛戦闘機P51などとの死闘を繰り返すストリーはまさに現実の紫電改の姿だったろう。けれども、日本の工業力では大量の爆撃機や戦闘機の攻撃には抗えず、まさに刀折れ矢尽きて、敗戦を迎える。

紫電改は、そうした敗戦直前の日本の姿を象徴する戦闘機なのかもしれない。

 

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コメント

紫電改、プラモデルでその名前を覚えました。
改が改良の改だと知ったのは大人になってからでした(恥)。

『紫電改のタカ』・・・かすかに読んだ記憶が・・・

>ところが、紫電改、というのは実は俗称で、正式には紫電21型という。
 そうだったんですか。
 全く知りませんでした。 

投稿: rockin' | 2007年2月25日 (日) 20時33分

紫電改という名前は、ある程度有名ですが、もともとはフロートのついた水上戦闘機だった…なんてことはほとんど知られてません。

この紫電改で編成された343航空隊は撃墜王の源田大佐に率いられて本土防空の任務に着いていました。これが海軍航空隊の最後を飾った部隊です。

紫電改は艦上戦闘機に改造する計画もあったようですが、搭載予定の空母・信濃も沈み、敗戦の日をむかえました。ゼロ戦と共に、印象に残る戦闘機です。

投稿: TAC | 2007年2月25日 (日) 22時00分

初めまして。ランダムにブログ渡りをしておりましたら、こちらにたどり着きました。正直今日のお話はちょっと私には難しかったのですが、<<ぶたないで>>、考えさせられました。私、小学校の低学年の頃いじめにあっていまして(両親じゃなくクラスメートに)、それ思い出してちょっと悲しくなっちゃいました。ちょっと冗談言わせていただくと、この歌詞、うちの旦那が私に向かって唄っている気がしないでもないです(軽率で失礼しました)。ところでスコッチがお好きなのですね。私も旦那も大好きです。グレンモーレンジを初めて飲んだとき、私まじ涙流したのです。あまりに美味くて。

投稿: アサヒ | 2007年2月25日 (日) 22時38分

いらっしゃいませ。よりによって【紫電改】のときってのは、女性には大変だったでしょう。でも、スコッチ・ウイスキーも時々書きますので、たまには覗いていただければうれしいです。グレンモーレンジも大好きですが、私はやはりスプリングバンクが一番好きですねぇ。
《ぶたないで》は6,7年前に作った歌詞で見ていただいたように英語/日本語の二通りがあります。日本語バージョンを北岡さんが持っていって曲をつけ、一時期、少し歌ってました。最近、幼児虐待の事件が頻繁に起きているのを憂いてシングルカットしたものです。
幼児虐待も問題ですが、大人社会のいじめも深刻です。アサヒさんのところは、blogの感じではギャグで済みそうですが、職場などでは学校でのイジメ以上に陰湿なものがたくさんありますからねえ。
割と堅かったり、マニアックだったりするblogですが、たまには遊びに来てください。

投稿: TAC | 2007年2月25日 (日) 23時04分

お立ち寄り頂いて有り難うございました。
冗談言っていますがね、私も色々苦労人なのです。(?)
実はこの前まで勤めていた会社では、いじめで辞めざるを得なくなって。しかもトップのおやじに。
また是非お伺いします。

投稿: アサヒ | 2007年2月25日 (日) 23時44分

先月は、県内でとあるPTA連合会から依頼を受けて、いじめの講演をしてきました。ニュースなどで話題になっているのは子どものいじめですが、実は、大人社会でのいじめの方が酷く、それが子どもたちにも悪影響を与えている構造があります。
敗戦直前と直後は、その意味で社会は荒んでいましたから、いじめも常態だったんですよね。政治もきな臭いし、社会にもいじめが蔓延する。
戦後から、戦前へと社会を向かわせたい連中が跋扈しているようです。

投稿: TAC | 2007年2月26日 (月) 00時03分

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