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2007年3月 4日 (日)

一式戦闘機・隼…日本陸軍の戦闘機

太平洋戦争中の日本海軍を代表する戦闘機と言えばやはり零戦(零式艦上戦闘機)だろう。では陸軍は、と言えば加藤隼戦闘隊などで有名な、一式戦闘機・隼であろう。東南アジアでの戦闘を意識していたために、航続距離が長いことが決めてとなり採用された戦闘機で、陸軍の戦闘機の中ではもっとも生産された機体である。

軽快で、小回りが利き、時速500㎞前後の速度を誇る隼は、開戦当時には十分な性能であった。けれども、武装が7.7ミリや12.7ミリの機関銃2丁(1,2型と3型甲/3型乙は20ミリ×2)で、20ミリ機関銃を主翼に装備している零戦などと比べても弱く、また機体を軽くするために防御面では十分とは言えなかったので、戦争が激しくなり、アメリカの重武装の戦闘機と戦うには不利であった。終戦間際には知覧などから出撃する特攻機にも使われていた。その意味では、まさしく太平洋戦争を象徴する陸軍の戦闘機である。

だが、パイロットの座席や燃料タンクの防弾よりも気体の軽さを優先させようとする設計思想は、人の命を軽視したものである。それは、太平洋戦争を指導した政府や軍の上層部の意識をも象徴している。彼らがもし、これらの戦闘機に乗って前線で戦うという可能性が高かったら、果たして、防御面を軽視できただろうか?

現場を見ずに、安全な場所から他者に苦難を強いたり、命を危険にさらさせたりする指導者は、太平洋戦争の時代ばかりでなく、現代も存在している。そういう無責任な輩が社会に大きな影響力を持っているような国の人々は不幸である。

 

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コメント

隼!
これもプラモデルで知りました。
迷彩色を施した、とってもスマートな機体だっと記憶しています。

そうか、軽い機体をしていたんですね。
それにしてもTAC様って、博識です。
すごいと思います。

投稿: rockin' | 2007年3月 5日 (月) 08時34分

私も隼は1型と2型の両方をプラモで作りました。前方のエンジン部分の形状がちょっと違うんですよね。フォルムとしては2型の方が好みです。零戦ほどではありませんが、好きな機体のひとつです。

投稿: TAC | 2007年3月 5日 (月) 17時24分

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