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2007年3月16日 (金)

私の愛した街~The Town I Love So Well

もう40年近く活動を続けているフォーク歌手の横井久美子が長年歌い続けている「私の愛した街~The Town I Love So Well」という歌がある。大学時代に先輩に教えてもらった歌だが、あまり横井久美子の歌を聞いた覚えはない。それでも、実は大好きな歌の1つである。もちろん、カラオケに入っているような歌ではないので、歌う時には、どうしてもギターを手にしながら…ということになる。そして、それがまた似合う素朴な歌でもある。

この「街」とは、北アイルランドにあるロンドン・デリーのことである。スコットランドやアイルランドなと、ケルト文化を色濃く残している地域には割りと親近感を覚えている。エンヤの音楽、ケルトの渦巻もよう、そして地域に残る民謡…。「春の日の花と輝く」「埴生の宿」「ダニー・ボーイ」「故郷の空」などの歌も大好きだ。

だが、この「私の愛した街」は、聞いていても歌っていても涙が出そうになることがある。作詞・作曲はPhill Coulter、横井久美子が平井則之の原訳を日本語詞に整理して歌っているが、曲からも詞からも、作者がどれほどロンドン・デリーの街を愛していたかが伝わってくる。欠点も何もかも含めた故郷への思いが1番と2番の歌詞で歌われる。3番では、そこで過ごした青春。だが、そんな優しく温かな情景を壊したのは……。

1970年代の公民権運動のたかまりに対し、イギリス軍が発砲し、13人が亡くなったという事件。その事件への怒りと悲しみが4番で歌われる。こうした思いをしてきた人々は、世界のあちこちに存在している。しかし、絶望はしない。それが5番である。横井久美子の歌は、それほど巧いというほどではない。だが、この歌の存在感が強く胸に迫ってくる。作者の強く熱い思いが、この歌に触れるとき、目頭を熱くさせるのかもしれない。

 

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コメント

アイルランド、行ったことはないのですが、旦那の前の男が半分アイリッシュでした。そして彼のおばさん夫婦は私のアイリッシュママとパパ。彼とは別れたけど、二人とはいまだに親子の関係です。アイリッシュってイギリス人以上に日本人に近い国民ですよ。私のことを心底心配してくれて、いまだに娘以上に可愛がってくれる。いつかおばさん、おじさんのふるさとを尋ねてみたいと思っています。今年もしかしたらその夢が叶うかも。旦那が仕事でアイルランドに行くかもしれないので、そうなれば是非ついて行きます。ところで、エンヤ、私も大好きですよ!

投稿: アサヒ | 2007年3月16日 (金) 21時46分

ケルトの文化やアイルランド民謡などの歌も魅力ですが、「オールド・ブッシュ・ミルズ」というアイリッシュ・ウイスキーもけっこう美味しかったですね。

投稿: TAC | 2007年3月18日 (日) 20時44分

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