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2007年4月 9日 (月)

投票率の意味

統一地方選挙の前半が終わった。我が県の知事については若干投票率が下がったようだが、「民主主義」の本来の意味から考えれば、投票率は気になるところである。少なくとも、投票率が50%を下回るようでは、本当に「民意」と言って良いのかという問題が出てくる。

ところが、国民投票法案の与党案を見ていると、投票率についての縛りは無視している。つまり、そこに反民主的与党の意図が透けて見えるのである。政府与党の画策している「憲法改正」は決して国民の過半数の賛成を得られないだろうという読みがあるから、投票率の縛りをかけられないのである。

憲法改正の国民投票に関わって言えば、欧米の事例を見てみると、投票率の縛りを駆けている国がそれなりに多く、そこに「民意」を敏感に反映しようという姿勢と民所主義国家を表明する矜持がうかがえる。

だが、それをごまかしている政府・与党の姿勢は、自らが民主主義を放棄し、国民の意見を無視したいという思いがうかがえる。本当に、民意を大切にし、国民のためを考えるのであれば、格差を拡大し生存権をも犯しかねない医療制度改悪や、社会権としての義務教育を無視して経済格差が教育格差に直結しかねない教育制度改悪は出来ないからである。

「郵政」の「改革」のみを掲げて衆議院選挙で大勝した政権与党に、国民はフリーハンドの承認を与えたわけではない。だが、国民の疑問や反対を無視して、一般の人々の生活を追い詰め続ける医療や教育の路線変更が多数の強行採決によって勝手に進められる。明らかに異常な状況である。

参議院選挙を前に、暴走する政権与党が何をしようとしているのか、何をごまかそうとしているのかをシッカリ見極めたいと思う。

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コメント

そのあたり、いかに政界やそことつるんでる財界にとって「自分たちさえよければいい」社会を作ろうとしてるか、ということですね。

投稿: かじか | 2007年4月10日 (火) 08時48分

短期的に「自分たちに都合のいい社会」を作っても、長期的に見れば、みんな滅んでしまう…可能性を想像すらできないのでしょうね。

「銀河鉄道999」の原作で、政治家やお金持ちが不正ばかりをやっていたら人々がまじめに働く気がなくなってしまって乞食になってしまい、そうしたら、政治家やお金持ちも贅沢に暮らせなくなって、結局皆が乞食になってしまった…なんて星がありました。

投稿: TAC | 2007年4月10日 (火) 18時48分

先週は選挙目前にどこへ言っても街頭演説と選挙カーを目にしました。義母が不思議そうに見ていると、旦那が「今週末選挙だからああやって運動しているんだ。今度先生様達のお顔を拝見できるのは4年後だ。しっかり拝んでおかないと。」と笑いました。日本の国民として私は情けなかったです。外国人の旦那にもバカにされているのですから。イギリスでも国民は政治のあり方や政治家に対して不満は抱いていますが、それにしてももうすこし身近に政治が存在する世の中です。パブで屯う十代、二十代の若者でも政治を話題に話が盛り上がっている様子を拝見すると、日本の政治家にもう少ししっかりして国民の政治への関心を高めて下さいよとお願いしたいです。旦那の言葉通り、今週の街頭は静かです。

投稿: アサヒ | 2007年4月10日 (火) 22時28分

ゴジラかモスラに国会開催中の国会議事堂をぶっ壊してもらって、現職の議員が壊滅した方が、返って良いかもしれない…と思うことがよくあります。

財政赤字の問題でも、国債の規模は夕張市のそれを遥かに上回っているわけで、公務員の給与や退職金及び国会議員の給与や手当てや退職金は、当然、最低でも夕張市のレベルと同等にすべきですね。それこそ、政治家や公務員の最低限の矜持だと思うのですが、そんな最低限の矜持さえ持っていない非国民・売国奴だらけなのが今の国会議員や官僚の現実…ということなのでしょうね。

投稿: TAC | 2007年4月11日 (水) 00時49分

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