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2007年5月29日 (火)

局地戦闘機・雷電

雷電は、日本海軍最初の局地戦闘機である。局地戦闘機とは、航続距離はそれ程重視せず、飛行場などの重要施設の防空用に作られている戦闘機で、敵の迎撃という役割から強力な武装とスピードや上昇力を重視している。雷電は、細い機首、ずんぐりとした胴体とその胴体に似合わぬ小ぢんまりとした主翼など、他の戦闘機とは異なる印象的なフォルムである。それゆえに、1度見ただけで忘れられない印象を残している。

設計は、零戦と同じ三菱。設計・計画段階では十四試局戦と呼ばれている。初陣は昭和19年、600kmを越える速度と20ミリ機関銃4丁の強力な武装で、B29を迎撃するために飛び立った。初陣から敗戦までは1年足らずだが、その間に500機ほどが作られ、対B29の戦果では、一番の撃墜数を誇っている。

だが、雷電の活躍にも拘らず、太平洋戦争の激しい空襲で日本の都市はほとんど灰燼に帰した。無差別爆撃の非道は広島や長崎をはじめ東京や名古屋、大阪など日本中で繰り返されたのである。だが、日本軍も重慶などの都市に無差別爆撃を行っている。被害者としての歴史と共に加害者としての歴史にも目を向け、戦争の惨禍を再び日本が繰り返すことのないように努力していきたいと思う。

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コメント

クリントイーストウッドの映画はとても興味深かったですね。1つの戦いをこちらとあちら側から見る。どちらにも表にはでてこないドラマがあるものです。ロンドンに戦争博物館というのがあり、両親が来英した時、父がどうしてもというので連れて行きました。戦争を知らない世代の私は、当時の飛行機、武器、戦服などを博物館でみても、ただ歴史本の1ページを読んでいるにすぎなかったのですが、実際に海軍に出兵した父には深い意味があったようです。その歴史の中に自分の父親もいたと考えると、この人の人生には本当にいろんなことがあったのだなとつくづく思いました。あの時代に生き戦火の中戦った人だからこそ、ちょっとしたことにも動じない強い人間なんだと、わが父ながら尊敬します。

投稿: アサヒ | 2007年5月30日 (水) 10時17分

広島・長崎をはじめ無差別爆撃の被害者としての日本を問題にすることは多いですが、重慶爆撃のように無差別爆撃の加害者としての日本は、あまり知られていません。

そういうことも含めて、戦争の歴史をきちんと学ぶ必用があります。が、一部の政治家とその御用学者たちの間には、歴史の真実を捻じ曲げようとしている動きがあり、最近それがとくに目立っています。それが、外交的に見てもいかにマイナスかが認識できないのですから、本当に呆れてしまいます。

投稿: TAC | 2007年5月31日 (木) 17時15分

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