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2007年5月23日 (水)

涙そうそう…ウチナーグチの味わい

《涙そうそう》…もはや国民的歌謡とも言うべき存在になり、BEGINや夏川りみばかりでなく、森山良子など多くの歌手が歌っている歌だが、BEGINや夏川りみについては、通常の歌詞ばかりでなく、ウチナーグチ(沖縄方言)でも歌っている。

もちろん、通常の歌詞は意味としても良く分かるし、作詞者の森山良子が歌っているものを聞いていても、夏川やBEGINの歌とは別のところでジンとくるものがあり、好きな歌の1つになっている。それでも、BEGINや夏川りみがウチナーグチで歌っているのを聞いていると、また異なった味わいを感じる。

森山良子の作詞はもちろんヤマトグチだし、その言葉が描く世界の美しさや情愛には、何とも言えない優しさが込められているが、ウチナーグチで聞くそれは、それに加えて、明るさとしたたかな力強さをも感じる。

それは、様々な苦難の歴史を背負ってきた沖縄に対する思いが感じさせるものなのだろうか。それとも、方言の持つ生き生きとした表現力と力強さが、地元の思いを引き出してくるからなのだろうか。いずれにしても、格別の情感が聞くものの胸に迫ってくるように感じられる。そして、ヤマトグチの歌詞で意味が分かっているからこそ、ウチナーグチの言葉との比較が可能となり、より一層の味わいを引き出してくれるように思われる。

ただ、いずれにしろ《涙そうそう》は良い歌である。歌手によるアレンジの違い、ヤマトグチとウチナーグチの響きの違いなどを楽しみながら、これからも末永く付き合って行きたいと思っている。

 

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コメント

これも名曲ですね。でも、ウチナーグチという言葉は初めて聞きましたし、ウチナーグチ版の曲も知りませんでした(^^ゞ
現地の言葉や言語による表現は歌でも詩でも、その意味が分かっているとその音韻といいますか、響きがとても心地良く感じることがありますね。タイのプアチーウィット系にはそのような曲も多く、TACさんの仰いますことはそのとおりなんだろうなぁと想像できます(^_^)

投稿: うるとらの音 | 2007年5月23日 (水) 21時06分

宮澤賢治の作品にも岩手方言などが出てくるものがあります。方言の響きは温かくも切ない、独特の情感を呼び起こします。その意味で、立派な文化なんですよね。方言だけ…だと色々と不便ですが、方言は大切にしたいですね。

投稿: TAC | 2007年5月24日 (木) 00時15分

私もウチナーグチという言葉初耳ですね。沖縄の言葉というのは、歌になるとなんとも言葉で表現できないいい響きがありますね。私は大好きです。私にはその言葉の響きは、明るく軽快なんですがどこか切なく繊細でもあり、魂や命がいっぱい込められているように聞こえます。

投稿: アサヒ | 2007年5月24日 (木) 00時21分

沖縄では、沖縄以外の日本人をヤマトンチューと呼び、沖縄人のことをウチナーチューと呼んでいたとか。戦国時代の頃までは、沖縄には別の王朝があった訳ですし、音階も微妙に違ってますよね。

そうした「違い」を大切にできる日本であって欲しいと思うのですが……。

投稿: TAC | 2007年5月25日 (金) 23時12分

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