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2007年6月 8日 (金)

ウルトラセブン印象記…狙われた街

ウルトラセブンに登場する宇宙人の中で、特に人気の高い宇宙人の1つが、この「狙われた街」に登場するメトロン星人である。赤と黄色の頭部、そして青いボディー、流線型を基調とするスッキリとしたデザイン……。その姿は、非常に印象深いものであったし、ウルトラマンAやウルトラセブンの94年秋の特番「地球星人の大地」にも登場することからもメトロン星人の人気の高さはうかがえるだろう。

だが、このメトロン星人は、特に初めて登場する第8話「狙われた街」において、強烈なアクションを展開するわけではなく、自動販売機の煙草に特殊な赤い結晶を仕込んでおいて人間の持つ攻撃性を暴走させて事件を起こさせる。そして、中盤では「同じ宇宙人」としてウルトラセブンと対話をしたりもする。

赤い結晶の影響で青年がライフルを乱射するシーンでは、フルハシ隊員の突撃とソガ隊員の射撃の腕で青年を取り押さえることに成功するシーンがあるが、愛知県で起こった拳銃の乱射事件を思い起こす。現場の判断で素早く対応できたら、愛知県での事件はもっと違った形で終わったのではないかという気がしないでもない。上層部が、現場を信頼せずに自己の保身のみを考えて状況を悪化させるような例が最近は目立つが、メトロン星人の狙いは、ルールと信頼関係で支えられている人間社会を分断することで争いを煽り、自滅させることであった。

それを考えれば、われわれは、「赤い結晶」の助けを借りる必要もないほどに他者との信頼関係を失いつつあるのではないだろうか。特に、権力を持つ者や上の立場にいる者が自分の利益と保身を目的として、現場の人々や弱者を無視したり切り捨てたりする傾向が強まっており、それが人々の信頼感を大きく傷つけている。

メトロン星人は、もちろん架空の宇宙生命体である。その悪意に満ちた計画にそって作ろうとした地球の姿を、われわれが実現してしまってはいけない。ウルトラセブンが現実には存在しない以上、1人ひとりの心のうちにウルトラセブンを持って行動しなければならない。状況の悪化を押しとどめ、人々の信頼感を育んで、社会を守っていく責任はセブンにではなく、私たち1人ひとりにあるのだから。

 

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