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2007年6月29日 (金)

変わることのしんどさ

ある程度歳をとってくると、ついつい惰性で日々を過ごしてしまうことが少なくない。今までの経験をそのまま生かせばいいし、観察し、判断し、対応を変えていく苦労をしなくて済むので楽なのである。だから、ついつい惰性で繰り返してしまう。

けれども、その背景には、「変える事への恐怖感」が存在していることが少なくない。特に年齢を重ねているほど、それなりに「経験」でその場をごまかせる場合もけっこうあるので、心の奥でうごめいている「変える事への恐怖感」に気付かないまま進んでしまうのである。

けれども、時代は刻々と変わり続けているし、人間の身体も1秒1秒のレベルで見れば、ある細胞が死んで、別の細胞が作られており、厳密に言えば必ずしも「同じ存在」とは言えない。仏教流に言えば【諸行無常】…あらゆる存在やものごとで変化しないものはないのである。だから、変わらないことを願うのは無意味であると同時に無駄な抵抗でもある。変わることを容認することによって、周りの変化を受け入れることが出来るし、周りの変化をありのままに受け入れることが出来れば自分自身をも受け入れられるのである。

とは言っても、なかなか変化を受け入れることは難しい。新しい事を学んでいるつもりでいても、自分の既成概念で理解できるものだけを受け入れている場合がけっこう多い。それは、自分が「変わるふり」をしている(それによって、周囲と自分自身をだましている)に過ぎないのである。本当に、新しい事を受け入れようとすれば、自分の今までの既成概念がバラバラになってしまうことにつながってしまうように感じたりすることも少なくない。だが、それを恐れず進めば、新しいことと今までの自分が再統合され、理解も進むし、自分自身も大きく成長することにつながっていくのである。

だが、1度、自分をバラバラにするのは、とてつもなく怖く感じられる。だからこそ、自分の既成概念の枠内におさめて、実質的な変化を忌避してしまうことが少なくないのである。だが、変化から逃げることで、後々、そのぶり返しによってもっと苦しい事態に直面してしまう場合は多い。それを考えても、「変化」を受け入れることは重要なのである。

とは言っても、私の心の中にも、確かに変化を恐れる「自分」は存在している。それを認めた上で、何とか折り合いをつけて、変化を受け入れると同時に、自分自身を変えていく強さを持ちたいものである。

 

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コメント

僕は仕事柄、変化に敏感でなければならず、さらに新たな工夫をその変化の中から生み出すことを生業としています。なので既成概念との衝突はよくあることで、これを克服することは今まで築いてきた自分の知識と価値判断を否定しなければならないこともしばしばで、その難しさは良く知っているつもりです。
ただ、変えなくて良いことまで変えてしまい失敗することもあり、変化の質を見極めることも重要ですね。
僕は身体の新陳代謝の衰えと共に頭脳も錆ついてきていますので、あとは保守的な立場でのんびりとしたいのですが、周囲がなかなかそれを許してくれず、まだまだ頑張らなければならないようです^^;

投稿: うるとらの音 | 2007年6月30日 (土) 18時28分

相談の場で、よく、「本人が変わろうとする強い意志を持つことが出来れば、問題はかなり改善するのに…」と感じることがあります。でも、逃げている。だから、結局、辛い思いをする現実が続くのですが、こちらとしては、本人が変わろうとしない限りどうにもサポートができないのです。

ただ、ある程度以上、歳を重ねてしまうと、変わることって本当に大変になる…という実感はありますね。

投稿: TAC | 2007年6月30日 (土) 19時47分

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