« 暑さも忘れる眠気 | トップページ | 月光の夏 »

2007年7月26日 (木)

冨田勲の【展覧会の絵】

ムソルグスキー作曲の【展覧会の絵】という組曲がある。クラッシック音楽のファンには、元のピアノ組曲によるものよりも、オーケストラ用に編曲されたもの、特にラヴェルの編曲のものが馴染みが深いだろう。

私のCDコレクションでも、カレル・アンチェル指揮/チェコ・フィル演奏のものをはじめカルロ・マリア・ジュリーニ指揮/シカゴ交響楽団演奏のもの、リチャード・ウィリアムズ指揮/ロンドン交響楽団演奏のものなどをピック・アップできる。もっとも、ストコフスキー編曲・指揮/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団演奏のものなどもあるが……。

そうした演奏を知った上で、この冨田勲の【展覧会の絵】を聞いてみると非常におもしろい…というか楽しさを感じる。その時点でのシンセサイザーの特徴を生かしながら、非常にコミカルで新鮮な印象に原曲を仕上げているのである。

私自身と冨田勲の音楽との出会いは、日本初のカラー・アニメ《ジャングル大帝》のオープニング・テーマであろう。その当時は当然小さかったので、その音楽が冨田勲だとは知らなかった。でも、あの壮大な音の世界は今でも鮮やかに思い出せる。他にも、映画《風の又三郎~ガラスのマント》や《学校》など、強く印象に残っている音楽は多い。

それゆえに、冨田勲の名前を知り、ある程度お金に余裕が出来た時期に冨田勲のCDを何枚も買っている。この【展覧会の絵】も、もともとはレコードで発売されていたものである。CDではなくレコードの時代からこのような電子音にこだわり、様々な作品を発表していたのだと思うと、その感覚の新しさは感動的ですらある。

もちろん、21世紀を迎えた現在においては、当時とは比べものにならないほどシンセサイザーも精緻になっている。だが、当時として最高水準の機械にこだわりこのような形に仕上げた冨田勲のすばらしさは、この1枚を聞くだけでも十分に堪能できる。

少し疲れ気味だったが、久しぶりに聞いた冨田勲の【展覧会の絵】の楽しいサウンドに心が晴れやかになってきた。今夜は、良い夢が見られるかもしれない。

 

人気ブログランキング … よろしければクリックをお願いします。

コメント・TBの主要言語は日本語…でお願いします。spmではないことを確認の上で24時間以内に公開します。

|

« 暑さも忘れる眠気 | トップページ | 月光の夏 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/120394/7287623

この記事へのトラックバック一覧です: 冨田勲の【展覧会の絵】:

» 追跡ムソルグスキー『展覧会の絵』 [仙台サクソフォンアンサンブルクラブ20周年記念演奏会のブログ]
追跡 ムソルグスキー『展覧会の絵』posted with amazlet on [続きを読む]

受信: 2007年8月 2日 (木) 19時46分

« 暑さも忘れる眠気 | トップページ | 月光の夏 »