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2007年7月 2日 (月)

加害者は忘れても…

加害者は忘れても、被害者は忘れない。それゆえに、日本人は「広島・長崎」を訴え続ける。だが、首相や防衛相は、【加害者】なのだろう。だから、従軍慰安婦や沖縄の歴史を矮小化して葬り去ろうと画策する。日本の歴史から真摯に学ぼうとしない彼等に日本の政治家たる資格はない。特に、長崎から選出されたにも拘らず原爆投下を容認できるような発言ができる防衛相は、長崎県民ですらないのだろう。

心理的には、加害者は自らの罪を矮小化したり忘却したりする傾向がある。だが、被害者は違う。やられた仕打ちを簡単に忘れることなど出来ない。心や身体に深い傷を負い、それゆえにさらに辛く悲しい出来事に耐えねばならないことも少なくないからである。そうした拘り/執着が、さらに被害者を追い詰めてしまう場合もあるが、人間である以上、理性では抑えきれない思いも存在する。だからこそ、加害者の真摯に罪に向き合う態度が、被害者の心を多少なりとも鎮める。

だが、加害者が自らの罪を矮小化したりごまかしたりする態度に終始すれば、被害者の怒りはさらに燃え上がる。「歴史問題」を生み出すのは、与党為政者の愚かな行動なのである。重慶無差別爆撃や南京大虐殺、従軍慰安婦や強制連行、そして沖縄での自決強制など、安倍首相や久間防衛相は直接関わっていない。けれども、それを矮小化したり姑息にごまかそうとしたりする言動をすること自体が「加害者」と言われても仕方の無い行動である。

日本の現在の国益のためにも、そして未来の「美しい国」を守るためにも、加害者としての首相や防衛相はいらない。「美しい国」を作るというのであれば、武士道の精神からすれば切腹しても不思議ではないのだが、恐怖を煽り戦争を賛美する偽善者にはその勇気も無いのだろう。日本の国民が悪夢の未来を望まないのなら、次の参議院選挙でそれなりの結果を出すだろう。もちろん、私は与党にだけは絶対に投票しない。

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コメント

そんな切腹をする勇気など絶対にあるわけないですよ。というかそんな勇気のある立派な武士道精神を身につけた人なら、己の器を熟知しているし、ならば初めから政治家になろうなどと、恐れ多い考えを抱いたりはしないと思いますけど。当然私も与党には投票は致しません!

投稿: アサヒ | 2007年7月 3日 (火) 16時04分

上杉鷹山や、田中正造など、日本の歴史を振り返ってみても素晴らしい政治家は存在します。首相や防衛相をはじめとする今の与党の連中は、「政治屋」「政治業者」というレベルであって、信念を持った本当の意味での政治家とは言えないのでしょう。悪貨が良貨を駆逐する、という政治状況を少しでも改善したいものです。

投稿: TAC | 2007年7月 3日 (火) 22時33分

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