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2007年7月20日 (金)

ストコフスキーの幻想交響曲

レオポルド・ストコフスキーの名前を知ったのは、ストコフスキー指揮/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団の演奏によるベルリオーズの幻想交響曲を聴いた時だった。その後、幻想交響曲とストコフスキーの両方に興味を持ち、CDを集め始めた。

そして現在……。手元にはヘルベルト・ケーゲン指揮、サー・ゲオルグ・ショルティー指揮、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮の幻想交響曲と「新世界より」や「四季」、「展覧会の絵」「火の鳥」をはじめとする10枚ほどのストコフスキーのCDがある。

我がクラッシックのCDコレクションの中では20枚を越えるドヴォルザークの「新世界より」が群を抜いているが、それに次ぐのがこのストコフスキーである。それ程に、ストコフスキーの幻想交響曲の印象が強烈だったとも言えるだろう。

ストコフスキーの幻想交響曲は、カラヤンやショルティーらの幻想交響曲と比較すると、時にはおどろおどろしさを感じるほどに濃密で重い感触がある。それゆえに強烈に印象に残ったのだといえるかもしれない。それは、他の指揮者の幻想交響曲と聞き比べる中でわかってきた事であり、その事がストコフスキーの指揮する他の作品への興味もかきたてて、ストコフスキー・コレクションにつながっていったのである。

音楽の演奏について言えば、楽譜通りの演奏と演奏者の感性による解釈をプラスした演奏がある訳だが、より魅力を感じるのはやはり後者である。ただ、楽譜をまったく無視してしまっては別の作品になってしまう。その辺りのギリギリのせめぎあいの面白さがストコフスキーの指揮には溢れている。もちろん、それを嫌う人もいる訳だが、私としてはそのギリギリのせめぎあいに面白さと魅力を感じ、ストコフスキーにはまったのである。

ストコフスキーは、今から30年前の1977年、95歳でこの世を去っている。私がストコフスキーの音楽と初めて出会うのは、それよりも少し後の80年代である。それでも、良いものには時代を越えて共感できる。それが芸術というものの魅力なのであろう。

 

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コメント

いやぁまたまたお勉強になりました。クラシックは嫌いではありません。でもTACさんのように、そこまで深く探求して音楽を聴いたことがありません。もっと勉強しないとダメだなと思いました。クラシックって聞いていると本当にのんびりと心が安らぎ、そしてちょっぴり贅沢なムードにも浸れるのに、それが分かっていながら、なかなか曲を流すことがない我家。なんでなんでしょう?もしかしたクラシック=ちょとと格式張った風に固定観念を抱いているのかもしれません。もっと気楽にいつでも手の届くところにあって、楽しみそして自分を癒したいものです。

投稿: アサヒ | 2007年7月21日 (土) 15時19分

美術もそうですが、音楽も感性の問題ですから「勉強する」ってのはちょっと違うのでは? 絵は、本物を見慣れてくるとけっこう分かるところがありますが、音楽の場合は、聞き慣れてくると微妙な違いが楽しめます。これは、ウィスキーを飲みなれてくると匂いや味わい、フィニッシュの差が分かってくるのと同じではないかと思います。

我がクラッシックCDコレクションでは、アンチェル指揮チェコ・フィル演奏の「新世界より」と共にストコフスキー指揮の幻想交響曲はおススメの一枚です。「新世界より」が好きなのでチェコ・フィルはけっこう持っていて「新世界より」では、ターりッヒ指揮やノイマン指揮、コシュラー指揮のものがあり、それぞれ違っていて面白いですよ。

投稿: TAC | 2007年7月21日 (土) 22時46分

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