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2007年8月25日 (土)

ウルトラセブン印象記…悪魔の住む花

ウルトラセブンと言えば、身長40メートルの赤い巨人ということになっているが、実は小さくなって人間の体内で戦う話もある。ウルトラシリーズ全体で見ても非常に珍しいパターンだが、ウルトラセブン31話の「悪魔の住む花」は、人間の体内で宇宙細菌ダリーと戦う話である。ちなみに、この時、宇宙細菌ダリーに侵された少女を演じているのは、後の大女優、松坂慶子である。

色とりどりの花が咲き乱れる花畑で、突然、1人の少女が倒れる。少女は宇宙細菌ダリーに操られて、深夜、血を求めて彷徨う。地球の医学ではなす術もない宇宙細菌ダリー。セブンは、身体をミクロ化させ、少女の体内に突入する。人間の体内を視覚化し、そこを舞台に戦うウルトラセブン。非常に珍しい試みである。

人間の体内の視覚化。ダリーは肺の中に潜んでいる設定なので、セブンは鼻から気管を通って体内に入り込む。体内の拒否反応を突破するも、ダリーの攻撃によって危機に陥るセブン。一方、体外でも医師たちの努力は続く。そして、エネルギーが尽きる寸前で、セブンはダリーを倒すことに成功する。

もはや40年も前の作品となるウルトラセブンだが、巨大な怪獣や等身大の宇宙人を相手に戦うばかりでなく、ミクロの世界にも挑む。それは、セブンにとっての冒険であると同時に、製作の側にとっても大冒険であったに違いない。日本では初の試みだったであろう人間の体内の表現も、材料を工夫しながら美しく表現しているセンスは、ストリーや戦闘シーン以外にも多くの見所を提供してくれている。このような冒険に勇気を持って乗り出した当時の円谷プロの工夫のすばらしさと熱意が感じられる作品であると言えよう。

 

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コメント

初めまして。
アサヒさんの所から遊びに来ました。
アサヒさんのブログを読み始めてすぐにTACさんのブログにも何度もお邪魔させて頂いてます。
私がコメントを残して良いものかいつも迷ってたのですが今ワインを飲んでほろ酔い気分なので思い切ってコメントを残します。
私には3歳と11ヶ月の息子がいます。
3歳の息子は大がつく程のウルトラマン好き。
そして私は息子と一緒にウルトラマンシリーズを制覇してしまいました。
男の子なのでヒーロー系は大好きです。
でも仮面ライダーよりもゲキレンジャーよりもウルトラマンが一番です。
理由は私にも分かります。
ウルトラマンは奥が深いんです。
もちろんウルトラマンセブンも見ました。
今回の記事TACさんの言う通りだと私も思います。
ウルトラマンは今年40周年を迎えるそうですが昔も今も人に呼びかける何かがあると思います。

投稿: サリー | 2007年8月27日 (月) 00時12分

いらっしゃいませ。ネタに困るとウルトラセブンか戦闘機の話を書いている…というウワサもありますが、ウルトラマンやウルトラセブン、仮面ライダーなどは現代の神話かな? と思う時があります。仮面ライダーも、原作のマンガはけっこう奥が深いんですよ。いろいろと多方面にわたりマニアックなことを書いてます(笑)が、よろしければまたお越し下さい。

投稿: TAC | 2007年8月27日 (月) 18時51分

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