« 講師を使い捨て? | トップページ | やさしさとして想い出として…変わったのは? »

2007年8月27日 (月)

すばる望遠鏡

宇宙には昔から興味を持っていたが、ここ数十年の技術革新によってそれまで見られなかった宇宙の姿が明らかになってきた。新たな技術がもたらした映像によって「宇宙はこれ程美しかったのか…」という感動を与えてくれたのはハッブル宇宙望遠鏡であった。だが、ハッブルでは捉えられない映像を捉える力を持つ望遠鏡が存在する。その1つが、日本の誇るすばる望遠鏡である。

すばる望遠鏡は、ハワイのマウナケアに設置されている口径8.2mの巨大望遠鏡である。特に日本の技術力を結集して作られた1枚鏡の巨大望遠鏡は、1枚鏡という特性と巨大な口径によって、観測を邪魔する雲や大気のない条件で宇宙の光を捉えるハッブル宇宙望遠鏡でも捉えきれない光を捉えることが可能である。

実際、ハッブル宇宙望遠鏡の天体写真は非常に美しいが、すばる望遠鏡による天体写真もそれに勝るとも劣らないほど美しい。例えば、こと座のリングネビュラの映像でも、中心の白色矮星の周囲を取り巻くガスの微妙な構造までくっきりと映し出している。その映像は、宇宙の美しさと神秘の広がりを、直接心に伝えてくれる。

日々の仕事に追われていると、なかなかゆっくりと星空を眺めることはできない。その心のゆとりがないのである。けれども、星空を眺めていると、日常のトラブルも小さなことのように思えてくることが少なくない。さらに、最新の技術の力によって捉えられた宇宙の姿は、小さなことに悩むことそのものを忘れてしまう魅力を持っている。

夜空の星を眺めていても、何か得をするというわけではない。ましてやすばる望遠鏡が宇宙の姿を明らかにしていっても日常の生活への影響はほとんどない。それでも、すばる望遠鏡とそこに集う人々の業績を日本人として誇りに思う。

|

« 講師を使い捨て? | トップページ | やさしさとして想い出として…変わったのは? »

コメント

すばる望遠鏡の存在は以前から時々ニュースで聞く名前なので知っていましたが、その成果である映像に気をとられ、望遠鏡そのものに興味を持つことはありませんでした。最新のテクノロジーが導入された高性能な大型望遠鏡だったのですね。
宇宙には現実社会とは隔絶されたロマンの空間が広がっていますね。僕が宇宙戦艦ヤマトに魅せられたのも宇宙が舞台であったからかもしれません。日々の世知辛く慌ただしい生活の中で、時々夜に広がる天空を仰ぐなどして宇宙を覗いてみるのも良いリフレッシュになりそうですね(^_^)

投稿: うるとらの音 | 2007年8月28日 (火) 11時20分

1枚鏡で口径8.2mというのは、確か、作られた当時では世界一でした。もしかすると、今もそうかも知れません。その製作そのものに高度な最先端の技術が必要であり、ピントを合わすのにも最先端技術が使われているようです。その意味で、技術大国の日本だからこそ作ることができたとも言えます。映像の美しさも魅力ですが、それを支える技術も、文系の頭では理解不能となるほどすごいものです。自衛隊を戦場に派遣するよりもずっと誇れる事だし、よほど立派な国際貢献だと思いますね。

投稿: TAC | 2007年8月28日 (火) 18時40分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/120394/7703013

この記事へのトラックバック一覧です: すばる望遠鏡:

« 講師を使い捨て? | トップページ | やさしさとして想い出として…変わったのは? »