« たとえば ぼくが死んだら…森田童子「ラスト・ワルツ」より | トップページ | 96式中型陸上攻撃機 »

2007年9月21日 (金)

タキオン粒子

光より速い粒子…そう考えて設定されたのがタキオンである。もちろん、その実在は現時点では確認されていないし、もしかしたら存在しない架空の粒子に過ぎないのかもしれない。けれども、光より速い粒子が存在すればどうなるのか…という点は非常に興味深い思考実験でもある。

タキオン粒子を初めて知ったのは、「宇宙戦艦ヤマト」であった。放射能除去装置を手に入れるために、1年以内に14万8000光年離れた大マゼラン星雲のイスカンダル星へ行って帰って来なければならない。そのためには光の速度以下で移動していては不可能なので超光速飛行による移動が必要となる。それがワープであり、それを可能にするのがタキオン粒子である。…後に、講談社のブルーバックスを読み漁り、こうした考え方が科学的な議論や推論に基づいたものだという事を知る。そして、タキオンを発射する波動砲の描写において粒子が砲口に吸い込まれていくのは理論的に正しいのだと知って感動した覚えもある。

私が生きているうちに人類が他の太陽系惑星の上に立つことはもしかしたら出来るかもしれないが、最も近い恒星であるケンタウルス座α星に達する事は無理だと思われる。けれども、恒星間飛行、さらにはアンドロメダ星雲や他の銀河星雲まで達する可能性を考える事は良い事である。愚かな戦争によって人類が滅亡しないためにも、戦争に使う金を大幅に削減して宇宙の探査や宇宙の平和利用の研究に回せば良いと思うのだが……。

|

« たとえば ぼくが死んだら…森田童子「ラスト・ワルツ」より | トップページ | 96式中型陸上攻撃機 »

コメント

"タキオン"ですか。"反物質"と共に最近聞かなくなった名称ですが、これらに興味を持た頃が懐かしいです(^_^)
タキオンを粒子で考察するか電磁波として扱うかによってその概念はかなり変わってきますが、物質として記述するならばその質量は虚数(あるいはマイナス)、波動で記述するならその周波数は虚数(あるいはマイナス)ということになり、いずれにしましても特殊相対性理論に矛盾しない性質を保ったままに仮説が展開されているところは見事ですね。だからタキオンの存在を否定する論拠も希薄となり、タキオンが存在する可能性は十分あります。
ただ、これを実際に利用するにあたり、我々の次元空間では虚数のパラメータを具現化できないので、それをどのように制御して利用するのか、その辺の理論武装がヤマトでも脆弱性を残す部分でもありますね。
でも空想するのは自由。そしてアニメにロマンを見出すのも見る者の自由。壮大な宇宙を思い浮かべているその瞬間は、現実社会の諸問題が小さく感じられるのが心地良かったりもします(^O^)

投稿: うるとらの音 | 2007年9月22日 (土) 08時24分

理論的には虚数解なんですよね、確かに。でも、2次元世界から通過する球を見たら円が現れ大きくなって消えていくようなイメージになるわけで、3次元の住民には理解できない【解】が実在する可能性は否定できません。その辺りにロマンもあるのでしょうね。

投稿: TAC | 2007年9月22日 (土) 10時52分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/120394/8051792

この記事へのトラックバック一覧です: タキオン粒子:

« たとえば ぼくが死んだら…森田童子「ラスト・ワルツ」より | トップページ | 96式中型陸上攻撃機 »