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2007年9月 7日 (金)

早すぎた落葉…ようやくできた詩

8月下旬締切の詩がどうしても書けず、悪戦苦闘していた。原因は、忙しさである。例えば、講演の原稿などであれば30分程度まとまった時間があれば、多少なりとも書き進めることは可能である。けれども、こと詩を書くとなると、物理的に1時間とか2時間あれば良いという訳にはいかない。通常とは異なったレベルの集中を必要とするからである。

だから、身体が疲れていたりすると、そこまで深い集中のレベルまでもっていくのは不可能だし、また必要な集中のレベルまで達するまで時間がかかるという事情もある。その結果、最初の1フレーズが浮かばぬまま時間だけが過ぎ、今日まで来てしまったのである。

それでも、少し早い時間に入った風呂の中で最初のフレーズが浮かんだ。その結果、風呂を出て1時間足らずで一気に書き上げることができた。ただ、もう少し集中できれば、また違ったものが出来ただろうという思いはある。しかし、今はこれで精一杯…というのも正直な気持ちだ。もう少し、時間が欲しいと心底思う今日この頃である。

 

   早すぎた落葉

 

残暑の国道バイパスを

一枚の枯葉がよぎる

まだわずかに残る緑色が

命の名残りを伝えている

 

確かに死は

それぞれの命に

平等に与えられている

 

けれども

死というゴールにいたる時間は

一つひとつの生命体によって

すべて

異なっている

 

短くても

充実した時を重ねた

納得のゴールもあれば

 

長くても

決断から逃げ続けた

悔いの残るゴールもある

 

いずれにしろ

他者が決めた運命ではなく

自分の選択が積み重なった結果である

 

短くても

充実した生を重ねたい

そう願いながらも

時は過ぎていく

 

早すぎた落葉は

対向車の風に煽られ

視界から消え去った

 

また

慌しい一日が始まる

 

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