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2007年10月16日 (火)

シングルトン、そしてブローラ

週末からずっと忙しい日が続いていたが、唯一の救いは、シングルモルトだった。

12日の夜は睡眠不足を押して職場の人とグレンフィデックとグレンモーレンジを飲んでいたのだが、相手の方がそれ程強くなくて、量的にはグレンフィデックをロックで1杯、あとは薄めの水割りとあいなった。そこでこちらも、気持ちだけ遠慮してグレンフィディックをロックで2杯とグレンモーレンジをストレートで1杯飲んで止めて置いたが、楽しい時間を過ごすことができた。

ところが、12日と13日は津で演習と講義があり、津に1泊する事にしたのだが、12日の夜は伊勢の大祭の屋台で夜間に教育相談が設定されていたこともあって、演習を終わってからホテルにチェックインして荷物を置き、すぐに特急に乗って伊勢に向かった。夕食は哀れにもサンドウィッチと紅茶である。そこで、教育相談を終えて津に戻ってから、ホテルには帰らずにいつものJoe's barへと向かった。

さすがに、疲れと前日のシングルモルトおよび翌日の講義を考えてあまり多くは飲めないと思い、まずはシングルトンの18年をオーダーした。以前も書いたが、シングルトンは一時期の中断があるため、昔飲んだ味とは微妙に異なっている。それでも、シングルトンの味の個性は維持しているので、飲むつもりになった。上品な味わいと18年物のまろやかさは疲れた身体にも心地よく染み込んでくる。ジャズのライブを聞きながら文庫本のページをめくりつつ、ささやかな時間を楽しむ。満足の1杯だが、ストレートで頼んだのに、チェイサーを忘れていたのは、まだなれないボーイのご愛嬌だろう。チェイサーがないことにまったく動じていない自分が怖くもある。身体のためにはきちんとチェイサーを頼むべきなのだが……。

そんなこんなで、ストレートグラスに注がれたシングルトンを楽しんだのだが、それでも、グラスの魅惑の液体は無限には存在しない。15分ほどで飲み終えた後、次の選択を考える。疲れ具合と朝からの講義のことを考えればもう1杯が限度だろう。少し迷った末にブローラを注文する。「真の貴婦人」というコピーを捧げたい味わいは、最後の1杯を締めくくるのに相応しい。今度は、チェイサーもきちんと頼む。身体のため…というより、1度水を飲んで口の中のシングルトンを洗い流してからブローラを楽しみたかったからである。ブローラの味わいは、そうさせるだけの気品を持っている。それに敬意を表しての行動である。

水を飲んだあと、軽くブローラを口に含む。口いっぱいに魅惑の貴婦人の味わいが広がる。水曜日から続いた寝不足と、水曜日まで続くであろう忙しさを忘れさせてくれる魅惑の時間がそこにある。心を亡くしそうな時間にゆとりを取り戻してくれる値千金の1杯。こうしたひとときに拘る間は、忙しさに負けずにやっていけるのだと思う。

我が愛しのシングルモルトたち。私は幸福だとしみじみ思う。

 

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コメント

ブログって面白いですよね。いつもお邪魔するブログが、更新されていないと、あれれ...大丈夫かな???と心配してしまう。でも、よかったです、お忙しいだけで。そうですね、ついつい忘れていましたが、もう1つブログをお持ちでしたよね。それと御仕事が多忙。あまり無理をなされないように、ぼちぼちとやって下さい。

投稿: アサヒ | 2007年10月17日 (水) 00時04分

あ、肝心なことを言い忘れて送信ボタンを押してしまいました。ブローラって、シングルモルト好きの私が、初耳です!

投稿: アサヒ | 2007年10月17日 (水) 00時05分

ブローラは、1度取り上げたことがあります。ウィスキーのカテゴリーで探してみて下さい。前の記事の方が詳しかったかも知れません。

投稿: TAC | 2007年10月17日 (水) 00時10分

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