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2007年10月 8日 (月)

乙女のワルツ…なくしてしまった情景

伊藤咲子のヒット曲の1つに「乙女のワルツ」という歌がある。作詞/阿久悠、作曲/三木たかし…。告白もかなわぬまま、破れてしまった少女の初恋を、伊藤咲子がその歌唱力で情感豊かに歌い上げた歌。現代の街角には似合わぬシーンだが、忘れられない印象を持つ歌でもある。

  

好きといえばいいのに いつもいえぬままに 月が上る小道を 泣いて帰った

白く咲いてる野の花をつんで願いをかける どうぞ愛があなたにとどくようにと

好きな人はいつしか 他のひとをつれて 遠い町へ旅立つ 何も知らずに

駅のホームのはずれから そっと別れをいって それで 愛が悲しく消えてしまった

小雨降る日はせつなくて ひとり涙を流し つらいだけの初恋 乙女のワルツ

 

この歌の題にも使われている「乙女」という言葉は、現在はほとんど若い子たちの間では日常的には使われていないだろう。けれども、伝えきれない思いの情感が胸に迫る美しいシーンがここにはある。歳を重ね経験を積んで、伝えるテクニックと言葉にする図太さをある程度見につけたお陰で、シンポジウムや講演を引き受けられる程度にはなったが、もしかすると、伝えずにいる時間の中で味わう情感を失いかけていないだろうか。ふと、そんなことを考えてしまう。

せめて、美しいメロディーにのって歌い上げられるこの歌に心を開き、失いかけているものを思い出したいものである。

 

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きょう登場の伊藤咲子さんは「スター誕生!」に合格し、74年に「ひまわり娘」でデビュー以来、アイドル路線を突っ走った・・・・・。 [続きを読む]

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