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2007年11月16日 (金)

サイボーグ009

戦うための兵器として改造される目的でさらわれ、自分の意志に関わりなくサイボーグにされてしまった9人。それが、サイボーグ009たちである。彼らを改造したブラックゴーストは、武器を開発して売る死の商人たちが作った組織である。その組織から逃げ出してブラックゴーストと戦う9人の戦士たち。彼らの出身地は、ロシア、アメリカ、フランス、ドイツ、中国、イギリス、アフリカ、日本と非常に多彩である。これは、国際連合への願いがこもっているのだろう。

改造されたブラックゴーストの基地から脱出し、追撃を振り切った9人のサイボーグたちとギルモア博士は、ブラックゴーストの影を追ってベトナムや中東の戦場にも姿を見せる。そうした戦場でブラックゴーストの暗躍を阻止した009たちは、さらにブラックゴーストの暗躍を追っていくうちに地底世界にも達する。彼らの活躍で地底世界のブラックゴーストの基地は壊滅するが、ブラックゴーストの仕掛けた爆弾で地底世界はズタズタにされる。それでも001のテレポート能力によって辛うじて地底を脱出したサイボーグ戦士たちだが、ブラックゴーストの首領でもある巨大魔人像の内部に1人テレポートで送られた009は、後は仲間に託して魔人像とともに死ぬ覚悟を決める。そして宇宙空間で魔人像の破壊に成功するが……。

この地底編のラストは、002が009を救おうと宇宙空間まで魔人像を追って、009と合流するが飛行燃料が尽きて、009と共に地上へと落下していく。その「流れ星」を見ていた少女が、世界の平和を祈る……というシーンで終わっている。

現代の世界の情勢に目を向けると、現実の《ブラックゴースト》たちである産軍複合体が自分達の利益追求のために世界各地に戦火を撒き散らし、兵士ばかりでなく多くの人々の命を犠牲にしている。だが、彼らと命がけで戦ってくれるサイボーグ009たち9人の戦士は、私たちの現実世界にはいないのである。

 

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コメント

日本政府は国民を盲目にせしめて軍事産業を擁護する強大な力に屈してきましたが、昨今の新テロ特措法問題などで確実に国民の知識と意識が高まっていると感じます。世界経済の中での日本の立場なども複雑に絡みますので賛否について簡単に結論付けることが出来ない問題ですが、世界平和とは何かを国民全員が考える良い機会だと思います。
個人的には後々の経済的圧力を覚悟の上で、そろそろ米国の詭弁に倫理で反論しても良い時期ではないかと思いますね。

投稿: うるとらの音 | 2007年11月17日 (土) 09時56分

今日のこの記事、最初に国際連合に託した願い、その一行があったので、読みながら現実の世界と照らし合わせ、コメントに書こうとした、でも、現実の世界には...を記事のオチに使われてしまい、まさにその通りと同調して終わります。

投稿: アサヒ | 2007年11月17日 (土) 12時39分

アメリカ政府自体が産軍複合体/ブラックゴーストの手先になりつつありますね。それを危惧した大統領もいた筈ですが……。
よく考えれば、【サイボーグ009】は40年ほど前の、とても古い作品なのです。にも関わらず石ノ森章太郎はこのような作品を描き続けた。【仮面ライダー】も背景に公害/環境問題を見据えていたからこそ「風」のエネルギーで動くライダーという設定だったんですね。天才の着眼点の鋭さを感じます。

投稿: TAC | 2007年11月18日 (日) 01時05分

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