« 聴いてくれる人 | トップページ | ねじれ国会は問題? »

2007年11月25日 (日)

Winter Comes Around(冬の1日)

TM NETWORKの「CAROL」というアルバムは、1つひとつの歌が関係しながら、一連の物語を作るような構成になっているおもしろいアルバムである。そして、その物語はメンバーの1人木根尚登の手で小説化され、アニメ化もされた。物語の展開はどことなくミヒャエル・エンデの『モモ』のイメージと重なるところがあるが、「CAROL」の場合は《時間どろぼう》ではなく、《音楽どろぼう》が敵である。

そのアルバムの9曲目に【Winter Comes Around(冬の1日)】という歌がある。作詞の小室みつ子はこの頃のTMNの歌の定番だが、作曲は木根尚登。TMNの歌は小室哲哉の作曲が多いが、木根も時々印象的な歌を作っている。この【Winter Comes Around】もそんな木根のバラードの1曲である。「CAROL」の物語の流れの1シーンとしてピッタリはまる歌なのだが、この1曲だけを取り出して聴けば、上質のLove Songのようにも聞こえる魅力をも併せ持った歌である。

うずくまるハトと 凍る街路樹 急ぎ足の誰か 広場を抜けて

冬がめぐる街のどこかに 君が確かに生きている 

石につまずくようにたやすく 一度は出会った

君を失うはずはない 人混みに問いかけても 分け合えなかった日々は 風にさらわれ

Winter comes around

人は出会い、そして別れ……そんな日々を繰り返しながら人生を歩み続けるが、自分の人生にとって大切な意味を持つ人との出会いは、やはり、運命のようなものを感じる。出会うべくして出会った、そんな必然のような感触なのである。様々な出会いと別れを経ることが、この人との出会いには必要だった、そんな風に思えるような出会いもある。そのような相手との関係は、時間や距離を隔てても信頼の絆で結ばれる。信じる事は大切だが、信じられるということは幸せでもある。

人生の歩みの途上では、何度となく辛く厳しい《冬》を経験することも少なくない。けれども、信じられる人と共に歩いていけるなら、やがてくる《春》を心から信じられる。聞いていて、そんな気持ちにさせてくれる、地味だがしっとりとした歌である。

人気ブログランキング … よろしければクリックをお願いします。

コメント・TBの主要言語は日本語…でお願いします。spamではないことを確認の上で24時間以内に公開します。

|

« 聴いてくれる人 | トップページ | ねじれ国会は問題? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/120394/9110345

この記事へのトラックバック一覧です: Winter Comes Around(冬の1日):

« 聴いてくれる人 | トップページ | ねじれ国会は問題? »