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2008年1月 5日 (土)

内需軽視のツケ

昨年からの株安が新年にも持ち越し、景気に対する見方が厳しくなりはじめている。きっかけはサブプライムローンの悪影響ということになろうが、構造的に言えば、「国際競争」の口実によって労働者の賃金を抑え、内需を軽視・無視して外需依存の短期の利益を追求し続けたツケが回ってきたと言えるだろう。

成長過程の経済においては、ある程度外需に頼らざるを得なかった部分は確かにある。けれども、「国際競争」という口実によって労働者の賃金を抑制し続けたことにより、生活の土台となる家計の収入が悪化し、内需の安定や拡大を困難にしてしまった日本の現状は、政策の失敗と財界の方針のミスと言うしかないだろう。

以前、「生活賃金」について述べた記事も書いたが、「生活賃金」という考え方に立って家計の収入を安定させれば内需は安定する。そして内需さえ安定していれば、サブプライムローンなどの国外の要因によるリスクは、これ程までに日本経済に悪影響を与えることはなかっただろう。その意味において、政府与党と財界の責任は大きい。だが、誰も責任をとろうとしていないし、マスコミにもそうした責任を追及する声は寡聞にして知らない。おかしな話である。

少し前から「自己責任」なる言葉が声高に叫ばれるようになった。だが、財界のミスリードや政府与党のミスリードの責任をどこの誰がとったのか。他者に責任を押し付け、自らの責任をごまかそうとする連中にエリート・指導者の資格は無い。そして、それを追求できないマスコミ……。きちんと責任をとってもらいたいものである。

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コメント

明けましておめでとうございます(^O^)
本年もよろしくお願い致します。
景気の回復が見込めない実態は以前から感じていましたが、やはり今の日本には打開する耐力も残っていないというところでしょうか。
ま、今年こそ明るいニュースが欲しいですね(^_^)

投稿: うるとらの音 | 2008年1月 6日 (日) 17時59分

無事にご帰宅のようですね。結局、財界が欲深くて無責任だと思いますね。今さら、賃金どうこうの発言をしても、生活賃金をズタズタにして悪影響が大きくなってからでは是正も大変です。そして、政府与党がそれにおもねっているから、外需頼みのシステムにミスリードしてしまい、結局、景気を安定させられないのですよ。高校サッカーで三重代表がベスト4まで進んだのが、まずはいいニュースですね。

投稿: TAC | 2008年1月 6日 (日) 21時47分

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