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2008年2月10日 (日)

バクチ経済と生産経済

G7が、強力な手立てを決定しきれぬまま閉会したことを受け、金融市場の流動化/不安定化への懸念が出ているらしい。ある意味では、当然だろうという気がしないでもない。グローバル資本主義、金融資本主義などと難しそうな呼び方をしていても、投機的な目的で株を売買するバクチ経済なのだ。しかも、実物の「資金」ではなく、情報・データのやり取りで「取引」を進めているので、制度そのものの中に【粉飾】や【バブル】を内包している。

それが、生産経済に従属している間は、現実の生産・流通・売買がしっかりと地に足をつけた動きをしている限り、多少のバクチ経済の揺れはあっても、システムとしての安定はそれ程揺るがない。けれども、今のマクロの動きを見ていると、明らかにバクチ経済が肥大化している。そのため、どこかでバブルを起こし、そのバブルに依存することで肥大化した電子マネーの取引量を増加させようとしているように見える。

サブプライムローンの問題にしても、一部の経済学者はずっと以前からサブプライムローンがバブルと化していて、それが弾ける可能性・危険性を指摘していた。そして、バクチ経済が優位になっている現状からすれば、バクチ経済においてバブルが弾けると生産経済にも多大の悪影響を及ぼす危険はあった。

原油や小麦の高騰にしても、バクチ経済の投機資金が先物市場に流れこむことで引き起こされている面があり、これなどは生産経済がバクチ経済よりも優位にたっていれば人々の生活への悪影響はもっと小さかたろう。

そうした点を考慮すれば、バクチ経済を野放しにすることは、一般の人々の生活をさらに圧迫し、人類の文明を壊滅の危機に追い込みかねない。バクチ経済への過度の依存は、現場で働く人々の賃金を抑制して家計の収支バランスを悪化させ、、一般の人々の生存権を圧迫するだろう。そうした状況では、生産のために必要なモチベーションは低下し、治安も乱れてくる可能性が高まる。人類の英知を結集し、そうした事態に陥ることがないようにしていけると良いのだが。

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