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2008年3月 6日 (木)

惑星ロボ ダンガードA

松本零士が関わった唯一のロボット・アニメ、それが「惑星ロボ ダンガードA」である。松本零士自身は、このアニメに関わることで、自分が巨大ロボット・アニメに向いていないことを自覚し、以後は、ロボットアニメから手を引いてしまう。けれども、ダンガードAの母艦である宇宙空母ジャスダムや敵ドップラー軍団の人間模様を描くことでその面白さを再認識し、それが「宇宙海賊キャプテンハーロック」や「銀河鉄道999」などのアニメに生かされていく。そうした意味では興味深い作品である。

だが、このロボット・アニメは本当に変わっている。まず、ダンガードAは200mの巨大ロボットである。そして、このダンガードAは物語の最初から登場せずに、主人公である一文字タクマがダンガードA/サテライザーのパイロット候補生として訓練するところから物語はスタートし、なかなかダンガードA自体が登場しない。原作マンガにいたっては、最後のシーンにサテライザーが変形したダンガードAを惑星プロメテと地球の友好の証としてプロメテの大地においてくるシーンに登場するのみである。その意味では、ヒーロー・ロボットとしての存在感がマジンガーZやジャイアントロホ゛、エヴァンゲリオンなどのそれと比べて今ひとつなのである。

それでも、ドップラー軍団から脱出してきた仮面のパイロット/キャプテン・ダン(実は記憶を失ったタクマの父・断鉄)とタクマのドラマや、新しく発見された太陽系の新惑星プロメテに向かうドップラー軍団の母船と宇宙空母ジャスダムの競争、およびその中でのそれぞれの集団の人間模様など、巨大ロボット・アニメとして見ずに楽しむとなかなか面白いエピソードが数多くあって楽しい。ロボット・アニメとしては型破り過ぎて違和感を覚えるかも知れないが、松本アニメの宇宙船モノという見方をすれば、宇宙戦艦ヤマトやキャプテンハーロック、銀河鉄道物語などにも通じるものがあって興味深い。

松本アニメのファンとしては、なかなか見るところの多い、別の意味で興味深いロボット・アニメ…それが惑星ロボ ダンガードAなのである。

 

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コメント

なるほど、ダンガードA自体をあまり認識してはいなかったようです。
もとより松本アニメは好きですし、サルマタケの頃より人間の描写の仕方が面白かったです。やはりロボットや戦艦はひとつの道具で、人間ドラマを中心に描こうとしているのでしょうか。

投稿: 直江津いちご | 2008年3月 9日 (日) 00時13分

ガンダムなども、MSは1つの兵器に過ぎません。もっとも、ガンダムは実験機だったわけですが。ただ、サテライザー/ダンガードAは唯一の存在としての重みもあり、それがマジンガーZやライディーンと共通している訳です。その辺りが中途半端になってしまった…という思いが松本零士にはあるのだと思います。ストリーの割に主題歌がとっても子どもっぽかったのが何とも言えません。もう少し若者受けする歌だったら、また違ったのかな…とも思います。

投稿: TAC | 2008年3月 9日 (日) 09時02分

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