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2008年4月15日 (火)

後期高齢者保険の混乱

75歳以上の高齢者を家族の国民健康保険から分離して年金から天引きをするという呆れた制度改悪が、混乱のままスタートした。政府・与党と厚生労働省の無能ぶりと非道さが、またまた明らかになった。衆議院が解散して野党が政権をとったとしても、今以上に悪くはならないだろうと思えるばかりでなく、厚生労働省を解散した方が逆に薬害なども再発しないだろうし、保険も今よりはましになるのではないか…とさえ思えるくらいである。

自由競争を万能視して、地方や一般国民の生活を破綻させたアメリカ式「グローバリズム」を無批判に追従し、国民生活のセーフティー・ネットを破壊し続けた政府・与党。彼等は、一般の国民、特に経済的弱者にのみ重い負担を押し付け続け、その一方で官僚や政府・与党は責任をゴマカシ、自らの血を流すような改革には手を着けようとしない。これでは、重い負担を強いられ続けている国民は納得できない。

期日に間に合わないような制度では、制度自体に重大な欠陥がある証拠であり、それを推進した厚生労働省の責任は重い。これらの推移を見ても、年金がらみの社会保険庁の仕事ぶりにしても、呆れるばかりでなく、激しい怒りを覚える。なぜ、仕事の出来ない公務員に税金で高い給与や退職金を払わなければならないのか。仕事の不備やミスによる損害は、その仕事に関わった者が責任をとるべきである。したがって、後期高齢者保険については実施を凍結して制度を徹底的に見直し、無駄遣いをまずなくした上で、改めて新しい制度の構築を考えるべきだろう。もちろん、この混乱とその収拾のためににかかった費用は厚生労働省の責任のある部局の職員の給与や退職金を充てるのが当然である。

それをせずにゴマカシ続けても、もはや国民の理解は得られない。それが出来ない政府・与党なら、政府・与党の責任能力は無い。解散・総選挙が筋である。もし、そのような責任のとり方をゴマカシ、回避し続けるならば、人々は、日本の民主政治に絶望する。そしてそれは、テロを生む土壌となる。5.15事件や2.26事件の頃にも民主政治の腐敗と国民の生活の困窮があり、そうした状況が「問答無用」(話してもわからないのだから…)のテロを生んだ。いつか来た道…を再び歩むようなことがなければ良いのだが。

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コメント

まさしく姥捨て山、殺されるのを覚悟で天引きを見過ごせる人はいないでしょう。例え捨てられたとして若いものへの道しるべをつけていても、それに気付く若者は何人いるでしょう。
私も我慢ならなくなり、ブログにぶつけようとしていました。が、TACさんに私が書ける以上の言葉を言っていただきました。
我々は偽民主政治の崩壊を目の当たりにするのでしょうか。

投稿: 直江津いちご | 2008年4月15日 (火) 23時21分

週刊誌などでもけっこう取り上げられていますが、やはり自分の言葉で取り上げる、ということが大切ではないでしょうか。それは、Noの意思表示でもある訳です。表現の上手下手に関係なく、Noの声自体を数としてもたくさんあげることは大切ではないでしょうか!! ぜひ直江津いちごさんのブログでもNoの声をあげて下さい。

投稿: TAC | 2008年4月16日 (水) 20時07分

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