« 時代…中島、薬師丸、そして徳永 | トップページ | 何の為の学力テストか »

2008年4月20日 (日)

桜花…悲しき特攻ロケット

太平洋戦争の末期、悲しきロケットが作られた。特殊攻撃機・桜花である。機首に1200キロの爆弾を積み、一式陸攻に積まれて目標に近づき、ロケット・エンジンに点火して敵艦に向かって飛ぶ。時速900キロを越えるスピードのため、ロケット・エンジンの点火に成功すれば敵戦闘機や対空砲火も補足しきれない。

だが、この攻撃機は脱出装置を積んでおらず、敵の攻撃に成功してもパイロットの命はない。その美しい名前とは裏腹に、桜の花が散るようにパイロットの命を散らせるロケットなのである。菊水1号作戦に始まる海軍の特攻だが、これは「作戦」などと呼べるものではない。そんな無謀な悪あがきをするまで状況を悪化させた政府や軍首脳の無能こそ糾弾されるべきものであろう。

さて、桜花だが、ロケット・エンジンに点火すれば撃墜する術はないが、その攻撃を防ぐ手立てはあった。桜花がロケット・エンジンに点火する前に、一式陸攻ごと撃墜してしまえば良いのである。一式陸攻は防弾の設備が弱く、また重い桜花を積むとスピードも落ちるために、実際、昼間の攻撃ではほとんど一式陸攻ごと撃墜されてしまったらしい。桜花の初陣は1945年3月21日。多くのパイロットの命を犠牲にしたが、日本の敗戦へと至る道を変えることはかなわなかった。

|

« 時代…中島、薬師丸、そして徳永 | トップページ | 何の為の学力テストか »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/120394/20427689

この記事へのトラックバック一覧です: 桜花…悲しき特攻ロケット:

» 加速成功―願望を短期間で達成する魔術 [MyFavorites]
加速成功。 成功者に共通することがたくさん書いてあります。 いろいろな本を読んで思うことがあるのですが、 やはり成功者には共通点が多いです。 加速成功への一番の近道は、 学び、実践していくことだと思います。 そして絶対あきらめない。 カーネルサンダースだってアーノルドシュワルツネッガーだって あきらめなかったからこそ、成功できたのです。 どんなことがあってもあ... [続きを読む]

受信: 2008年4月21日 (月) 00時28分

« 時代…中島、薬師丸、そして徳永 | トップページ | 何の為の学力テストか »