« 新しい職場 | トップページ | ひと眠り »

2008年4月 9日 (水)

春爛漫…森田童子Ⅱマザー・スカイより

人混みの桜吹雪の中を歩いていく時に感じる孤独…そんなイメージが心に浮かんで大好きだった歌がある。森田童子のセカンド・アルバム【マザー・スカイ】の10曲目に収録されている「春爛漫」という歌である。森田童子の6枚のアルバムの中でも、この【マザー・スカイ】は印象に残る歌が多いが、桜の散り始める時期になると、よくこの「春爛漫」という歌が心に浮かんでくる。3分にも満たない短い歌なのだが、繰り返される言葉の中で、イメージがどんどん深まっていく。

 

桜の花びら 踏んで 歩いた 君と肩くんで 熱くこみあげた

春よ 春に 春は 春の 春は遠く

春よ 春に 春は 春の 春は遠く

悲しみは 水色にとけて 青い空の 青さの中へ

青く 青き 青の 青い 青さの中へ

青く 青き 青の 青い 青さの中へ

哀しい夢 花吹雪 水の流れ ンーン ンーン 春爛漫

 

風に舞う淡い紅色の花びら、透き通るほど青い空、美しい風景がどこか哀しい彩を帯びて胸に迫ってくる。周りの春を楽しむ人々の中で一層際立つ、真っ青な孤独。それでも、夢はおろか目的すらも見出せないまま彷徨い、歩き続ける若き日々。中学から高校にかけて、言葉にしきれないもやもやを抱え込んだまま闇雲にあがいていた時間が、この歌のイメージに重なってくる。

もちろん、今はもうそのような【若さ】はない。けれども、必ずしも心躍るだけではない春の姿がそこにある。

 

人気ブログランキング … よろしければクリックをお願いします。

コメント・TBの主要言語は日本語…でお願いします。spamではないことを確認の上で24時間以内に公開します。

|

« 新しい職場 | トップページ | ひと眠り »

コメント

[Tac]様
 何と豊かな感性!温かく、爽やかで余韻の残る文章でしょうか。嬉しく読まさせて頂きました。有難う御座います。
 宇和島市は今日も雨になりました。
「雨降るも 尚魅了する 桜かな」
 人間は美しい心を奏でるように造られていることに感謝し、これからも「Tac」様が公正(義)を伝え、喜びを与えて下さいます事を願っています。

投稿: 宮崎 寛(ひろし) | 2008年4月10日 (木) 10時51分

おこしやす。こちらも雨です。春の嵐の中、散る姿にも風情を感じる桜。雨を越える度に春も深まっていきますね。

投稿: TAC | 2008年4月10日 (木) 17時07分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/120394/20075462

この記事へのトラックバック一覧です: 春爛漫…森田童子Ⅱマザー・スカイより:

« 新しい職場 | トップページ | ひと眠り »