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2008年5月18日 (日)

おぼろ月夜

夜空を眺めると薄くかかった雲のために星が見えず月もぼんやりとかすんでいる。風もなく、暖かな5月の夜である。星の夜は星の美しさに心が満たされ、雨の夜は雨音に風情を感じ、そしてこんな風に月がかすんだ暖かな夜は、そのやわらかな時間を楽しむ。そんな風流を愛する心がかつての日本にはあったのだ。

そんなことを考えながらぼんやりと月を眺めていたら、何となく心に流れてきた歌があった。「おぼろ月夜」である。小学校か中学校で歌った記憶があるが、興に乗ると時々カラオケで歌ったりもする。「おぼろ月夜」や「早春賦」、「旅愁」、「ローレライ」といった小中学校で歌った歌は高得点をたたきだし、ビールを1本(実はビールは飲まないのだが…)getすることも少なくない。「サンタルチア」で99点をとったこともあるのだ。そんな風に歌ったりもするが、我がCDコレクションの中にも、この「おぼろ月夜」の入っているアルバムがある。さだまさしの【にっぽんⅡ~通りゃんせ~】である。

 

菜の花畠に 入日うすれ 見渡す山の端 かすみ深し

春風そよ吹く 空をみれば 夕月かかりて 匂い淡し

里わのほかげも 森の色も 田中の小道を たどる人も

かわずの鳴く音も 鐘の音も さながらかすめる おぼろ月夜

 

 

春の暖かさが心いっぱいに広がる。心に浮かぶ一つひとつの情景が懐かしく優しい。スケジュールに追われる慌しい日々の中で、ぽかんとできた穏かなひととき。こんな夜は、ぼんやりとかすんだ月を見ながら、「おぼろ月夜」を口ずさむのもたまにはいいかも知れない。

 

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コメント

[TAC]様
 風流を愛する豊かな心が急速に失われる社会になりました。競争!競争!競争!お金!お金!お金!の激痛の走る時代です。
 「風流」、この言葉は私がまだ青年の頃までは諸先輩も語られる言葉でした。今は語ることが少なくなりました。
 「おぼろ月夜」の歌詞と曲は心に響きますね。月を見ながら歌った少年の頃を思い起こします。私は「赤とんぼ」の歌も好きです。私が子供の頃は心に優しい童謡が沢山ありました。
 世の様は「風流心」を忘れ去ろうとしているのでしょうか。
 美しいものを愛しいと思う自然の情愛を育てたいと思います。
 「おぼろ月夜」の歌詞も添えて頂き感謝を致します。

投稿: 宮崎 寛 | 2008年5月20日 (火) 22時16分

「風情」だとか「粋」だとか「雅」といった感覚も少ないですね。そうした伝統的な感覚も大切にしたいものです。そろそろ時期的には「浜辺の歌」や「椰子の実」、「夏の思い出」といった歌が合いそうです。そして「赤とんぼ」や「旅愁」は秋ですね。「荒城の月」は歌詞の中にいくつかの季節が入っています。季節感を直に感じられるゆったりとした時間を大切にしたいものです。

投稿: TAC | 2008年5月20日 (火) 22時41分

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