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2008年6月17日 (火)

6月の子守唄…ウイッシュのハーモニー

その存在を知ったのは80年代で、彼女たちが活躍していた頃ではなかったが、かつてウイッシュという女性フォーク・デュオがいた。「御案内」というベスト・アルバムによって、その歌声を聴き、高く澄んだハーモニーに魅せられた。

その中でも、「6月の子守唄」という歌が、多分、当時はまだ結婚していなかったのではないかと思われる若い女性のイメージの中にある母性を美しく描いていて、特に好きだった。この「6月の子守唄」は、後に《あみん》が「メモリアル」というアルバムの中でカバーしている。《あみん》の声とハーモニーも、もちろん悪くはないのだが、ウイッシュの方がより高く澄んだ印象である。

 

星がひとつ空から落ちてきた

6月の子守唄をうたう母のもとへ

さわるとすぐにこわれそう

ガラスのようなおまえだから

風がわるさせぬように

悪魔がさらって行かぬよう

そしておまえが 目をさましたならば

一番はじめに私が見えるよう

 

この頃はまだ、女性と母性の間に違和感や距離感はなく、少女は結婚して母性豊かな母になると信じられていた。だからこそ、幼児虐待のニュースも耳には届かず、「自分の子が好きになれない」などという苦悩の言葉も聞くことはなかった。けれども、女性の社会進出の希望を企業の欲望が利用して、人々から家族が共に過ごす時間を奪い続けた今、こうした牧歌的なイメージは、ストレートには受け入れがたくなってしまった。

それでも、いや、それだからこそ、この歌の美しいハーモニーが心に染みてくる。この歌の中に織り込まれた真っ直ぐな愛情と母性を、私たちの社会が失わずにすめばいいのだが。 

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