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2008年11月 2日 (日)

主人公…自分の人生の中では誰もが

今日も片道2時間かけて津に行ってたので、行き帰りの車の中でいろいろな歌を流していた。その中に、さだまさしの歌をセレクトしたものがあったので、久しぶりに「極光(オーロラ)」や「夢」などと共に「主人公」を聴いた。「主人公」はさだまさしがソロになってから3枚目のアルバムである【私花集(アンソロジー)】のラストを飾る歌だが、【帰郷】というアルバムでは、別のアレンジで入っている。【帰郷】以降は、こちらのアレンジに近い形で歌われることが多いようだが、個人的には【私花集】のアレンジの方が好きである。さだまさしの歌との付き合いは、グレープの「精霊流し」の頃からになるので、もうかれこれ30年をこえるだろうか。たくさんの歌を聴き、ギターを片手に歌ったり、カラオケで歌ったりしてきているが、「主人公」は、その中でも特に大好きな歌の1つである。

 

時には思い出ゆきの ガイドブックにまかせ 「あの頃」という名の駅で降りて

「昔通り」を歩く いつものテラスには まだ時の名残が少し

メトロの駅の前には「62番」のバス プラタナス並木の古い広場と学生だらけの街

そういえば あなたの服の模様さえ覚えてる

あなたの眩しい笑顔と 友達の笑い声に

抱かれて私はいつでも 必ずきらめいていた

「或いは」「もしも」だなんてあなたは嫌ったけど 時を遡るチケットがあれば

欲しくなる時がある あそこの別れ道で選びなおせるならって……

勿論 今の私を悲しむつもりはない 確かに自分で選んだ以上精一杯生きる

そうでなきゃあなたにとても とてもはずかしいから

あなたは教えてくれた 小さな物語でも

自分の人生の中では誰もがみな主人公

時折思い出の中で あなたは支えてください

私の人生の中では 私が主人公だと

 

 

この年齢になるまで、多くの選択を繰り返してきた。様々な出会いと別れの中で、もしかして、別の選択をしたら、また違った人生があったかもしれない…という思いは確かにある。けれども、自分自身の選択の積み重ねによって、今の私がある。他の人から見ればバカなことや愚かなことに写るかもしれないが、自分自身は、それらの選択のすべてが今の自分を創ってきたのだと感じられるし、今の自分自身を否定する気もない。不器用でも、自分の足で歩いてきた道だからである。

この歌は、上質の映画を見るようにシーンが浮かび上がる。不器用でも、精一杯あがきながら、それでも地道に生きていこうとする人生を応援してくれているような歌である。

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コメント

「TAC」様
 TAC様はギターを弾き歌い、多才ですね。私は兄がギターを弾いていて、私も覚えようとしましたが、ものになりませんでした。
 
 さだまさしさんの歌は私もよく聞いていました。私がさだまさしさんについて「おや!」と感心しましたのは、NHKのラジオで、さだましさんのエッセイを朗読されていて、それを聴いた時です。今、その番組が春からなくなりましたが、朗読を聴いていて、とても温かな優しい文章を書かれると思いました。車掌さんに、くしゃくしゃの紙にサインを頼まれた時の話の展開など、忘れがたい、車掌さんと、その娘さんと、さだましさんのハートを結ぶ胸がキューントなるエッセイでした。歌もいいけどエッセイもいいなあ~と、思っていました。

 人生、自分の中で誰もが主人公、・・・そのように自尊心をしっかり保ちたいものです。自尊心を保てば喜びが増し加わります。

 詩の「・・・あなたの服の模様まで覚えている・・・」の言葉に、青春時代がよみがえりました。本当に、「あなたの服の模様まで覚えて」その笑みが今でも浮かびます。

 先日「50年前の探し物」の短いエッセイをNHKラジオの「ラジオビタミン」に投稿していましたら、紹介されました。私が高校2年生の時に尼崎の高校1年生の女子学生から3年間頂いた手紙に関するものです。
 また、さらに先日、私の俳句や、大高翔さんの俳句に対する評も紹介されました。

 私は歌がとても下手で、今は専ら賛美の歌です。

 TAC様の日々のご活躍をお祈り致します。

投稿: 宮崎 寛 | 2008年11月 3日 (月) 00時53分

全盛期はワンフレーズを聴いただけで即座に音を合わせて移調し伴奏していたギターの腕も、今はすっかりさび付いていますね(^_^;)。でも、カラオケは時々行きます。「主人公」はもちろんカラオケにもありますが、新しいアレンジの方で入ってます。
さだまさしのエッセイ『絶対温度』の中に、「主人公の主人公」という、この歌に関わる心温まる話がありました。それを読んでから、いっそうこの歌が好きになりました。

投稿: TAC | 2008年11月 3日 (月) 10時38分

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