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2009年1月 3日 (土)

ウルトラセブン印象記…北へ帰れ

いつになく穏やかな年末年始の休みに、久しぶりにゆったりとTVやDVDを見ることができた。サッカー天皇杯や高校サッカー、映画、そしてウルトラセブン……。今回は、フルハシ隊員がドラマの中心となる「北へ帰れ」について書いてみよう。

お母さんが病気だという知らせを受けて実家へと急ぐフルハシ。妹の話でそれが彼に牧場を継がせようとしてお母さんがついた嘘だと知ったフルハシは、結局、家には帰らず地球防衛軍の基地へと戻っていく。おりしも、北極上空で謎の飛行機衝突事故が発生する。フルハシはその原因を突き止めるべく、北極上空に向う。が、フルハシの乗るホーク3号が突然、操縦不能に陥る。同じように、前方からは、操縦不能になった旅客機が迫る。

ほのぼのとしたシーンが一変して緊迫したドラマになるが、実は、この話の中では、カプセル怪獣ウィンダムが敵のカナン星人に操られてウルトラセブンと戦うシーンも出てくる。その戦闘シーンはけっこうユーモラスでもあるが、フルハシを中心としたドラマは緊迫感と温かな家族愛にあふれ、なかなか見ごたえがある。

フルハシの機体の異常と旅客機の接近を知ったキリヤマ隊長は、フルハシを脱出させてホークを自爆させ、旅客機を救おうとするが、脱出装置も作動しない。そんな中、フルハシのお母さんがフルハシを説得しようと北海道からやってくる。本来は家族といえども民間人は司令部には入れないのだが、キリヤマ隊長は、せめても…とフルハシと母親を交信させるべく、彼女を司令室に招く。

旅客機を救うためには…という思いで、苦悩の選択をしようとするキリヤマ隊長とフルハシ。何も知らない母親とフルハシの何気ない会話は、フルハシの覚悟と彼の母に対する思いを伝えてくれる。結局、間一髪のところでカナン星人はセブンに倒され、フルハシの機体のコントロールは回復し、彼は無事に帰還する。その間に、フルハシの真剣な姿を目の当たりにした彼のお母さんは、何も告げずに北海道へと帰っていく。

奇跡の生還を果たしたフルハシが司令室に帰ってくると、キリヤマ隊長は即座にパトロールを命じる。最初は、「疲れているのに…」という顔をしたフルハシだったが、場所が北海道上空と聞いて、笑顔でパトロールへと向うのだった。

たった30分弱のドラマの中に、家族への思いや責任感について考えさせられるシーンがたくさん詰まっている。戦闘シーン/アクション・シーンは派手ではないが、じっくりと見せてくれるなかなかの小品となっている。

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