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2009年4月30日 (木)

SOLITAIRE…男は1人カードを

今年は、カーペンターズがデビューして40周年ということで、日本では様々なイベントがあったようで、リチャードも来日している。私自身も中学時代はよくカーペンターズを聞いた。アルバム「Now & Then」はテープに録り、何度も聴いたし、「スーパースター」や「トップ・オブ・ザ・ワールド」、「オンリー・イエスタディ」などの曲も好きだった。けれども、最近では「ソリテアー」をよく聞くし、またカラオケでも歌っている。中学・高校時代は、嫌いではなかったがそれ程大好きという訳でもなかったこの歌の良さが、最近はよく分かる。

恋を失った男が、1人カードをめくる。その哀愁を、カレンの優しく包み込むように響く歌声が鮮やかに歌い上げる。もちろん、リチャードの繊細なアレンジもすばらしいのだが、それを生かしきったカレンの歌唱は、何度聞いても心を動かされる。

 

There was a man  A lonely man  Who lost his love Throgh his indifference

A heart that cared  That went unshared Until it died Within his silence

他に心をまぎらわすゲームもなく、何か新しく惹かれるものもなく、ただ、1人でトランプを続ける。そこにあるのは、男として泣くことなどできない……という見栄だろうか。いっそ、嘆き悲しんだ方が心は早く回復するのだろうが。それとも、それさえ出来ぬほどに深く傷ついたのだろうか。彼は1人、トランプを続ける。

それなりに生き続けていれば、多くの出会いと別れを経験する。その経験の中には、失恋した後、1人でトランプのカードをめくり続けるシーンはなかったが、その気持ちは理解できる気がする。1人の生活もそれなりに心地好いが、人生を共に歩めるパートナーが傍にいると信じられた時間の豊かさも確かにある。そうした思いもかみしめながら、今夜はカレンの歌声を聞いて眠りにつこう。

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