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2009年7月13日 (月)

現実に向き合うこと

教育相談などの場で、相手がきちんと自分の現実に向き合っていないなぁ、と感じることが少なからずある。大変な現実、受け入れがたいと感じられる現実を前にして、それから逃げてしまうパターンである。

子どもであれば、正の数・負の数の計算ができないことに向き合わずに自分をごまかして、「数学の先生の教え方が下手だ」とか「数学なんか何の役に立つんや(現実社会では役に立たない)」等といって強がったり、ごまかしたり、責任転嫁をしたりして、努力をせずにそのまま放置する…といったような例である。

この場合、自分が正の数・負の数の計算ができない…という現実に向き合えば、計算の仕方を教えてもらい、練習を重ねて、きちんとできるようにする、という目標を立ててそれを実行すれば、たいてい出来るようになるし、それを土台にして、文字の式の計算や方程式の計算に進んでいける。けれども、自分をごまかし、現実から逃げている限り問題は解決せず、いつまでたっても計算は出来ないままである。

ただ、子どもの場合はまだ、可愛げもあるし、その後の大人のサポートと本人の自覚によって変わっていける可能性は高い。けれども、大人の場合は本人にとっても、周りにとっても不幸な結果になる。

例えば、麻生首相や自民党なども、現実に向き合うことをおろそかにし、それをごまかし続けた結果、状況は悪化の一途を辿っている。麻生首相には、現実を見つめ、その現実に向かい合う機会は何度もあった。党利党略/将来の自民党のことを考えるならば、昨年秋、補正予算を成立させた直後に衆議院を解散すべきだったのだ。その結果、その時点の選挙で敗北したとしても、傷を最小限に抑えられただろう。

ところが、敗北の予想にビビッてそれをどんどん先延ばしをした結果、事態はどんどん悪化していった。現在、自民党内では不人気の麻生首相の退陣を求めて、新しい首相の下で選挙に臨もうとする動きもあるが、それに対する国民の評価自体も非常に厳しい。これも、現実に向き合うことから逃げた結果といえる。

現実に向き合うことは、時として非常に苦しい。けれども、そこから逃げなければ、先に進むことが出来るのである。

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