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2010年5月23日 (日)

ファンレター -SO GOOD SO NICE-

南沙織/シンシアが1992年に出したベスト・アルバム「Recall」の最後に「ファンレター」という歌が入っている。10代の頃は彼女の長い髪とアルトの声に魅了されていた。「哀しい妖精」「ひとかけらの純情」「女性」「人恋しくて」「色づく街」などは特に好きな歌で、これらのシングル・カットされた歌がすべて入っているこのアルバムは聴いていて懐かしさを感じるが、その最後に入れられた新しい歌「ファンレター」は、若い日々を振り返りながらしっとりと聴ける歌になっている。作詞は阿久悠、作曲は筒美京平。特に筒美は28枚のシングルのうち17曲を作曲している。その意味では、南沙織の歌らしい歌なのだが、若い世代を見つめ育てていく年齢になった今聞くと、なかなかに感慨深いものを感じる。

 

裸足の娘が走る 渚にヒールを捨てて 愛(いと)しいひと 恋しい人 夢中で追いかけて 人間(ひと)には誰でも あんな 他人を気にせず生きる 時代があり 季節があり もちろん 私にも

SO GOOD SO NICE あの日の私 そして 裸足の娘 心までバラ色の きょうの日に乾杯を SO GOOD SO NICE あの日の私 そして 見知らぬ娘 愚かでも 恋は恋 情熱を消さないで

ルージュがうっすら溶(と)けて キスしたばかりの顔で ふるえている 笑っている 涙でびしょ濡れて 愛することだけ思い 眠りを忘れてしまう 傷ついても つまずいても それでも 幸福(しあわせ)で

SO GOOD SO NICE あの日の私 そして 恋する娘 人生の主役なの ただ一度許されて SO GOOD SO NICE あの日の私 そして 手を振る娘 送りたい ファンレター 思いきり生きてねと

ここまで生き続けて中で、自分自身の中に様々な体験が積み重なっている。そして、ふと周りを見ると、あの頃の自分と同じように精一杯悩み苦しみながらも自分の人生に立ち向かっている若い世代が目に入る。自分の人生を受け入れつつ、今を生きる後の世代への優しいまなざしを注ぐことの出来る自分でありたい。そんなことを考えながら、時々、しみじみと聴いていたい歌である。

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