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2010年10月 3日 (日)

赤い嵐の女王…「聖戦士ダンバイン」より

「聖戦士ダンバイン」全49話を何日かに分けて続けて見た。メカとしてのダンバインとビルバインは好きだが、通して見てみると憎悪と嫉妬の中でオーラ力を増大させ、それが多くの人々を死に導いていくというストリーの流れは、見終わった後の爽快感はない。けれども、ショウ・ザマとシーラ・ラパーナとの出会いを描いた「赤い嵐の女王」は戦乱の中に開いた淡い初恋の花火のような感じがあった。

トッド・ギネスとの戦闘中に、ショウは赤い砂嵐の荒れ狂う異空間に迷い込む。そこでショウはガロウ・ランたちに追われているミ・フェラリオのエル・フィノを助け、エルに案内されてガロウ・ランが誘拐しようとしている少女シーラ・ラパーナに出会う。この出会いによって、シーラはショウにビルバインを託すことになる。

もちろん、ショウは出会った時点ではシーラがバイストンウェルの大国ナの国の女王であることは知らない。ただ、誘拐されようとしていた少女を救おうと考えただけである。もちろん、その口調や態度からただの少女ではないだろうとは思っていただろうが。ガロウ・ランのボスであるシンドロは巨大な翼竜ルグウをも操ってシーラを追うが、ダンバインに翻弄され、ルグウも同じく砂嵐の荒れ狂う異空間に迷い込んだトッドのビアレスによって倒される。ショウは、ダンバインにシーラとエルを乗せ、砂嵐の異空間から脱出する。

シーラは、感謝のキスをして聖戦士として戦うならば大局観を持つことも大切であることを説いてショウと別れ自国へ帰還する。その後のシーラの行動から見れば、シーラにとってショウとの出会いのひと時は、映画「ローマの休日」のような時間だったようである。その、ほんのりとした温かさが、とても心地好い。

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