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2010年11月 6日 (土)

風のうた…本田美奈子

本田美奈子が亡くなってもう5年になる。「孤独なハリケーン」「ドラマティック・エスケープ」「HELP」「つばさ」など、彼女の歌の中で好きなものは多いが、今日は朝少し外出をした際に、車で「つばさ」と「風のうた」を聞いていた。「風のうた」はアニメ「ハンター×ハンター」のエンディングに使われていた歌である。その意味では、アルバムに入れるにはちょっと毛色が違うので、ベスト・アルバム的なものにもなかなか入ってはこない。けれども、その母性的な歌詞(作詞 : うえのけいこ)といい、本田美奈子の高く伸びる声の魅力を最大限に生かすメロディーといい、聞いていて、なかなか良い感じの味わいのある歌である。

 

聞いたのね 大地にそよぐ風の声 遠い記憶呼びさます

覚えてる? 青いすみれの最初の香り あなたの命あたためた

雲の流れる先に何があるというの 

森の向こうの未来(あした)を知ってしまったのね

行きなさい さあ 約束の家ふりむかないで

信じなさい さあ あふれる想い強さに変えて

駆けまわる あなたの足音 わたしはひとり風にさがすわ

月あかり 波の彼方に光る影 遠い絆呼んでいる

夕凪の 海に映ったあなたの瞳 遥かな空を見つめてる

荒れる海を知らない川の流れのように

変えることのできない運命があるのね

行きなさい さあ こころで聞いた声のほうへ

信じなさい さあ あなたが選ぶすべてのものを

あの風が抱きしめてくれる 星の祈りが眠れるように

 

少年の旅立ちを見守る母性、その尽きることの無い愛と、残される寂しさ、そして行く手の無事と安全を祈る心が、この歌の中に封じ込められ、それらを本田美奈子が優しく、そして切なく歌い上げている。

実は、何気なくTVをつけた瞬間に初めてこの歌を聞いたとき、本田美奈子が歌っていると走らずに、「ああ、とても良い歌だなあ」と思った。そのアニメーションで、「ハンター×ハンター」のエンディングであることを知り、テロップで本田美奈子の名前を見た時、少なからず驚いたものだった。そして、次の週にはシングルCDを手にしていた。

その本田美奈子が白血病で亡くなって、もう5年になる。死んで尚、私たちの心を癒してくれる歌声に感謝すると共に、彼女のご冥福を祈りたい。  

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2010年11月 1日 (月)

ダブルライダーの遺言状…仮面ライダーV3より

台風の影響でいくつかの予定が中止になり、思いがけず週末をゆっくり過ごすことが出来た。そこで、久しぶりに『仮面ライダーSpirits』『新 仮面ライダーSpirits』を通して読んでしまった。そうしたら、仮面ライダーV3が見たくなり、1話と2話を見た。V3は2話で物語に1つの区切りがつく形がけっこう多いが、第1話と2話が敵の新組織デストロンの登場と仮面ライダーV3の誕生から最初の戦いを描いている。V3の第1話は1973年2月17日に放映された「ライダー3号 その名はV3」であり、それの続編が翌週放映の「ダブルライダーの遺言状」である。この2話は映画用に編集され、映画館でも上映されている。

本郷猛と一文字隼人のWライダーは、ゲルショッカーの大幹部ブラック将軍を倒し、ショッカーの首領にも肉薄して倒し、ゲルショッカーは滅びた。ところが、倒したと思われていた首領は実は生きており、新たな悪の組織デストロンを組織し、暗躍を始めた。その目撃者である珠純子を助けて家にかくまった風見志郎は、そのためにデストロンの改造人間ハサミジャガーに両親と妹を殺されてしまう。志郎は、最初、復讐のために自分を改造してくれるようにWライダーに頼むが、復讐には手を貸せないと断られる。

デストロンは、Wライダーの抹殺と東京の壊滅のためにハサミジャガーとカメバズーカを暗躍させ、Wライダーを絶体絶命の危機に追い詰める。その時、風見志郎が現れて2人を助けるが、その時に瀕死の重傷を負ってしまう。Wライダーは風見志郎の命を救うために彼を改造することを決意する。その手術が終わったその時、カメバズーカの砲撃が3人を襲うがWライダーは脱出に成功し、志郎もV3として立ち上がる。ここまでが第1話である。

続く第2話は、ハサミジャガーの暗躍を追って風見志郎が動き出すが、志郎はV3としての自分の能力を把握しておらず、手探りの戦いが続く。V3をハサミジャガーがひきつけている間に、カメバズーカによる東京で原爆を爆発させる計画が着々と進められていく。戦闘中のハサミジャガーの言葉によってそれを知ったV3は、ライダー同士の超能力でそれをWライダーにそれを伝え、本郷ライダーと一文字ライダーがサイクロンを駆って新宿のカメバズーカのもとへと急行する。原爆はカメバズーカの体内にあり、タイムリミットが迫るが、Wライダーはカメバズーカの砲撃に阻まれ、なかなか近づけない。

爆発まで1分と迫ったその時、Wライダーは一瞬の隙をついてエネルギーを放出し、カメバズーカの動きを止めると、東京を離れ海の彼方へとカメバズーカを運んでいく。それは、V3という後継者を得たが故の決断だった。ハサミジャガーを倒し駆けつけたV3の視界の彼方で原爆は爆発し、Wライダーの最後の言葉がV3に届く。V3はWライダーの正義の意志を受け継ぎ、デストロンと戦い続ける決意を新たにするのである。

「仮面ライダー」や「仮面ライダーV3」は、ストリー展開としては強引でツッコミどころもけっこうあるのだが、そのアクションの迫力は、今のきれいで洗練された映像を遥かに凌ぐ。それはアクションを担当した大野剣友会の力が大きいのだろうが、V3の1,2話については、ストリー的にもけっこう納得できる仕上がりとなっている。新しいスタートということで、製作者の側にも気合と力が入ったことが出来上がった作品にも反映されているのだろう。

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