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2010年12月31日 (金)

年の終わりに

今年も残りあと1時間を切った。個人的にはそれなりにいろいろなことがあったが、おおむね大過なく過ぎたのではないかと思う。ただ、日本は変革期のうねりの中で嵐の中の木の葉のように不安定な一年を過ごした。政治的にも、経済的にも、社会的にも……。それは、ある意味では危機であり、苦難・困難は弱い者により激しく牙を剥き、我が故郷の街でも、少し気をつけて見てみれば身近な人々がシンドイ中で日々を生きている。

友人の中にも経済的な苦境の中で忍耐の日々を送っている者がいるが、彼らに比べれば私自身は、経済的には昨年よりは多少はマシな1年だったが、それ程生活に余裕がある訳ではない。ただ、毎日を失業することもなく、餓えることもなく、凍えることもなく暮らせたというところか。

経済的には何とか生きてこれたが、振り返ってみると、そろそろ「時」がきつつあるのかな、という予感があるような出来事もいくつかあった。自我が「したい」と欲することでなく、必要とされる大きな「流れ」のようなものに沿って、苦闘しつつも努力を続けて、いつの間にか、何かに導かれているように感じる…というようなところか。「おおむね大過なく…」という言葉は使ってはいるが、小さな危機はいくつもあった。それを何とか越えてきたかな…という気はするが、成熟のための課題はまだまだたくさん残っている。それらは、結局は来年に持ち越すことになる。

身体も1年ごとに衰えていく。記憶力や集中の持続、出会ったさまざまなことやものへのフレッシュな感受性なども20年前、10年前よりも確実に低下している。けれども、それなりに歳を重ねたことによる知恵はいくらか付いてきたのではないか、と思っている。それを生かしながら、樽の中で熟成していくウイスキーのように、良い歳の重ね方をしていきたいと思う。

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