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2011年12月12日 (月)

すてきな客でありたい

2日連続で津に行く用があり、けっこう予定の混んでいた土日だったが、土曜の昼は12時半頃に津市内の牛丼のチェーン店Sに入った。時間帯が時間帯なので店が混んでいたが、どうも客の回転が悪い。カウンターで少し様子を観察していたら、すぐにその理由が理解できた。昼食の時間帯なのに、店内にスタッフが2人しかいないのだ。2人は一所懸命仕事をしているのだが、2人で切り盛りするには店内の客が多すぎる。当然、注文や片付けをスピーディーには行えず、お客の方で待つことになる。腹が減っているのに待たされてはイライラもするだろう。けれども、必死で働いているたった2人のスタッフに文句を言っても早く食べられる訳でもない。こちらとしては時間に多少は余裕があったこともあり、あきらめて上着から新書本を取り出し、本を読みながら注文した牛丼を来るのを待っていた。

そうして待っていると意外に早く来るもので、やがてスタッフが牛丼を持ってきた。が、サラダセットを頼んだのに漬物を持ってきたのでそれを指摘するとすまなさそうに謝って、取り替えてくれた。それにしても、この時間帯に2人などというのは、スタッフよりも経営者の配置ミスだろう。待たされる客の不満は、当然、客と直接接している従業員に向かう。案の定、ネクタイをした中年の男性の一団から「時間を守れ」だとか「順番を間違えるな」といった声が飛び、対応していたスタッフの顔は悲壮な表情がさらにひきつっていた。

だが、それを目にしてちょっと考えた。若い連中ならばともかくいい歳をした男たちに、このスタッフの状況は見えていないのだろうか。「お客様は神様です」などという言葉があるが、客だから…だとか、金を払っているから…ということでワガママを言ったり、イライラをぶつけたりするのは、傍から見ていてあまり見栄えの良いものではない。良い大人なら、もっと状況を読んで達観した方がずっと品性を感じる。少なくとも、ある程度歳を重ねた人間であれば、客としても品位ある態度でありたいと思った。

食べ終わってお金を払う時、「せめてもう1人いたら楽なのにね。ごくろうさん」と声をかけた。お金を受け取ったスタッフの女性は、こんなに可愛い表情が出来たのか、と思う程ステキな笑顔を返してくれた。

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コメント

初めてたまたま開けたのがTAC雑想記
色んなジャンルの話題があり、面白そう。
今後共宜しくお願いします。

投稿: 下地 克信 | 2012年7月 5日 (木) 22時28分

おこしやす。文学関係は【文芸樹】の方で書いていますが、それ以外の雑多な内容についてはこちらで書いてます。お暇なときは遊んでいって下さい。

投稿: TAC | 2012年7月 5日 (木) 22時40分

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