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2013年7月31日 (水)

努力と自信

自分に自信を持てない人が増えているようだ。カウンセリングや相談の現場ばかりでなく、日常生活の中でも、アジア諸国に差別発言を繰り返しながらアメリカの要求には反対できない政治屋たちの言動の中にもそれを感じることがある。
特に問題となるのは、自尊心が保てないほどの自信の無さだろう。差別発言やいじめ、セクハラ、パワハラなども、その背景には、そうした言動に寄って虚勢を張り、周囲に対して自分を「強い存在」に見せようとしているように感じられるケースは多い。本当に強い人間であれば、虚勢を張る必要はないから、差別やいじめ、パワハラなどをする必要がない。逆に言えば、差別やいじめ、パワハラなどをする人間は、本当の意味では力の無い弱い人間であると言えるだろう。
では、本当の意味での自信を持つにはどうしたら良いのか。まず、自分自身の「現実」をきちんと見つめ、「弱い部分」を自覚する。そして、現状を改善するためや、「弱い部分」を克服するために、今の自分が続けられる努力を考え、実行していくのである。現実からきちんと出発した具体的な努力は、やがて、必ずそれなりの結果が伴ってくる。そうした「結果」と努力を続けた「時間」そのものが、本当の意味での「自信」を育てていくのである。
そうした努力を続けていく過程で、周囲にその努力を正しく評価してくれる人がいると、努力は続けられやすい。意味のない出まかせの褒め言葉ではなく、現実の言動をベースにした具体的な評価である。特に、本人が気付いていなかった「良い点」を具体的に賞賛してやることには大きな意味がある。山本五十六は「して見せて、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かず」という言葉を口にしたと言われているが、正しく褒めることがポイントである。ただ、「させてみた」時に能力の高い人は逆にアラが目に付いてしまい「小言」を重ねる場合がある。これは、本人のやる気を削ぐ効果の方が大きいので、注意をした方が良いと思う。あくまでも、「正しく褒める」ことが大切なのである。

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