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2013年8月31日 (土)

自由貿易神話からの脱却を

TPP交渉が難航しているようである。ただ、国民生活への悪影響がはなはだしいと見られている今回の交渉の内容がきちんと公開されないことが異様である。多国籍企業からすればTPPは自社の商品やサービスをより多くの国々に《押し売り》できるチャンスが広がることで喜ばしいということになるのだろうが、多くの国々の一般の人々にとっては利点よりもマイナス面の方が大きいであろう。

多国籍大企業にとって効率を追求して利益を上げるのにジャマなのは、人権・環境・安全である。だから人件費を抑制したいのだし、公害対策の規制が不十分な国々に工場を移転して公害を輸出するのだろうし、安全対策の費用を抑制するためにアウト・ソーシングをしたりして自らの責任をうやむやにしたいのだろう。

歴史に学べば、自由貿易によって人々の生活が豊かになるというよりは、「自由貿易神話」によって相手国や相手国の国民をだまし、輸出の障害を取り除くことで自社や自国が利益を得てきた構造が浮かび上がってくる。江戸時代の欧米との間の不平等条約の苦労について考えれば、日本国民には十分だろう。

今、多国籍大企業の喧伝する「自由貿易神話」に騙されない知恵が私たちに求められている。自由貿易ではなく、フェア・トレードをこそ大切にしたいものである。

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