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2014年1月31日 (金)

武器の禁輸が和平への近道では?

中東や北アフリカなど、あちこちで内乱の嵐が吹き荒れている。ヨーロッパなどの和平仲介の動きも出ているが、なかなか状況は改善しない。こうしたニュースを目にしたり耳にしたりしたときに思うのは、武器弾薬の流入を止めればある程度状況が改善できないか……ということである。しかし、そういう視点での発言や動きは、まず見当たらない。なぜだろう。
結局、武器の輸出は「良い商売」だからではないだろうか。考えて見れば、武器は、消費するばかりで新しいものを生み出すことはない。使うだけなのである。そして争いが激化すれば、当然、武器の使用も増え、武器を売る側は大きな利益を得ることが出来る。イージス艦1隻、戦闘機1機、戦車1台の値段を考えて見ても、一般労働者の年収では太刀打ちできないほど高額である。
石ノ森章太郎のマンガ「サイボーグ009」では、内戦の最中の双方に武器を供給するブラックゴーストが登場する。逆に言えば、その供給を断てば、戦闘は下火にならざるを得ない。とすれば、和平への近道は武器の供給を断つことである。そして、戦闘が下火になったところで和平のための話し合いや共生の道の模索を考えれば良いのではないだろうか。
少なくとも、戦後の日本は武器を売るビジネスから無縁という建前は守ってきた。武器に応用や転用が可能な部品についてまでそれが守られてきたとは残念ながら言えないが、それでも、武器をおおっぴらに他国に売って、他者の血に汚れた金もうけから距離を置いてきた。それは、良心的な選択だったと思う。

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