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2014年6月19日 (木)

世界の果ての通学路

先週末、カウンセリングの後が久々に空いていたので、伊勢市内にある小さな映画館に出かけた。進富座は、派手にTVなどで宣伝される映画はあまり持ってこないが、色々な国の良質の映画をよく持ってくる。伊勢や津に出かけた時に、ぽっかり数時間開いたりすると、上映時間だけ確認して(つまり、映画そのものを確認せずに)出かけても、「外れだった」と思ったことは1度もない。今回はさすがに映画の題名は確認して出かけたのだが、なかなか心にしみるドキュメントだった。
On The Way To School…世界の果ての通学路(邦題)フランスのパスカル・プリッソン監督の手によるドキュメンタリー映画だ。ケニヤ、インド、モロッコ、アルゼンチンの4つの国の子どもたちが、片道4km~22kmの道のりを1時間15分から4時間をかけて通うところを映している。
中学校の頃、片道1.5km弱の道のりを15分ほど歩いて通っていたが、舗装された道を鞄を持って通っただけであり、途中で象に襲われる危険もなかったし、兄弟の車いすを押していたわけでもなく、落石や滑り落ちる危険もない。幼い妹の落馬を警戒しながら馬を操って山や荒れ地を走る訳でもない。通学距離としては自分の学年でも長い方だったが、この子たちに比べたら、比較にならないくらい楽な通学だった。
逆に言えば、子どもたちは様々な困難のある長い通学路を長い時間かけて毎朝学校に通っている。子どもたちはもちろん、家族のみんなもそうした苦難を超えて学校に通うことに大きな意味を感じていて、夢に向かって進む子どもたちを応援している。
ただ、淡々と子どもたちが通学をする姿を追っている映画なのだが、子どもたちのひたむきな姿と困難を前にして乗り越えていく知恵にすがすがしさを感じる素敵な映画だった。

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