2013年3月31日 (日)

やっと開けたグレンフィディック・クラッシック

週に何度かウィスキーを飲み歩いていた頃、お気に入りの銘柄の一つだったグレンフィデック・クラッシックの樽が、スコットランドの製造元でもなくなった……という話を行き付けのショット・バーで聞いた。驚いて、隣の市内にあるお気に入りの酒屋に注文してみたら、かろうじて3本が手に入った。そのうちの1本は知り合いの美術館長に送ったのだが、その後、家に所持したままどうしても開けることが出来ないまま時間が過ぎていった。これで終わりかと思うと、どうしても開けるきっかけがつかめなかったのである。

ところが、先月、行き付けのスナックでウィスキー談義をしていたところ、店の女の子が「プレミアムなら飲んでみたい」と言い出した。彼女はウィスキーは苦手で、普通、ウィスキーを飲むことはない。そんな彼女が「飲みたい」と言い出したので面白くなって、次に飲みに行った時にクラッシックを持っていった。

グレンフィディック・クラッシックは、現在流通していてメインの愛飲銘柄になっているグレンフィディック12年とは当然のことながら、味もボトルも異なっている。グレンフィディック・クラッシックのボトル黒く、少し現在のボトルよりも高い瓶である。グレンフィディックらしい芳香や基本的な味わいは共通だが、クラッシックの方が若干ハードな味に仕上がっている。そうした違いはあっても、基本的に美味しいスコッチのシングルモルト・ウィスキーである。

美味しいウィスキーを飲んでいてウィスキーの味がわかる人に出会うと、ついついそれをすすめたくなる。その日も、カウンターにいたお客さんの何人かと、グレンフィディック・クラッシックを楽しんだ。美味しいものはみんなで味わえると一層楽しくなる。そんなウィスキーの時間がとても好きだ。

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2013年2月17日 (日)

グレンキースを1ショット

津の駅前に泊まる時には、ほとんど顔を出すショットバーがある。県下で1,2を争うほどにウィスキーを含めた多くのアルコール飲料がそろっているので、安心して飲めるからだ。珍しいウィスキーをオーダーすることが多いので、およそ半年ぶりであったにも関わらず、しっかりカウンターの女性スタッフには顔を覚えられていた。気を良くして、さっそくメニューに出ていないがあることを知っているシングル・モルトを注文する。もちろん、ストレートだ。翌朝は、早起きして仕事に出かける予定だったので、2杯飲んだら引き上げるつもりでいた。ただ、ちょっといたずら心が出て、「俺が飲むのにおススメのウィスキーはあるかな?」とカウンターの女性スタッフに聞いてみた。彼女は、少し首をかしげて考えていたが、やがて3つほどスコッチのシングルモルトのボトルを選んで前に並べてくれた。
それを手に取ってラベルの英文を読み、グレンキースを選択した。多分、今までで最も愛飲しているスコッチのシングルモルトがグレンフィデックなのだが、そのグレンフィディックと同じスペイサイドのモルトだったことがそれを選んだ決め手だった。
ショットグラスに注いでくれたグレンキース。まず匂いを味わい、おもむろに口に含む。グレンフィディックとは異なり、ちょっとワイルドな味わい。しかし、この曲者の味は慣れれば、けっこう癖になるかもしれない。すっきりとした、力強いモルトで十分にストレートに耐えうるしっかりとした味だ。ローズバンクやスプリングバンク、グレンスコシアなどの優しい味にアクセントが欲しくなった時には、ちょっと飲むと良いかもしれない。そんな感じでグレンキースを楽しんでいたら、カウンターに座っていたもう一人の男性客に声をかけられ、話をしていくうちに夢分析をする羽目になった。予定が狂って少しばかり長居をしてしまったために、グレンキースでは終われず、その日はアイルランドのモルト、ブッシュミルズを彼と二人で飲んで幕を閉じた。こんな夜もたまには良い。

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2013年1月 6日 (日)

ボウモアからのスタート

ちょっと長めだった年末年始の休みも今日で終わる。明日は早起きなので、少しばかり寝酒の意味も含めて、自宅での初ウィスキーを飲む気になった。ウィスキーには妥協したくないので、けっこう美味しいウィスキーばかり買うのだか、それが可能なのは、毎日飲む訳ではないからである。自宅で飲むのは久しぶりだが、今日のチョイスはボウモア。アイラ・モルトのスコッチである。

ボウモアは、少しスモーキーなところはあるが、上品にまとめられた独特の味わいがある。良質のジャズでも聞きながら、ストレートでいただくのが美味しい。休日の最後の夜に味わうと、その至福の香りと深い味わいが幸せな時間を届けてくれる。長い休みの後の仕事の始まりというどこかしら憂鬱になりそうな気分を一気に晴れやかにしてくれる力がある。

先日は、行きつけの店でキャンベルタウン・モルトのスプリングバンクとスペイサイド・モルトのグレンフィディックを飲んできたが、ボウモアも美味しいモルトだ。スプリングバンクの甘い芳香やグレンフィディックのすっきりとした優しい味わいは大好きだが、時にはちょっとワイルドなボウモアのストレートも良い。長めの休みの後で気合を入れて仕事に向かうには、この力強さはピッタリかもしれない。あまり夜更かしをして深酒をする気はさらさらないが、ささやかな時間をボウモアで楽しもうと思っている。

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2012年3月22日 (木)

今宵はグレンモーレンジ

フェイスブックにアメリカに帰国した友達からのメッセージが届いていた。見てみると、帰国時にあげたグレンモーレンジを今まで飲んでいなかったようで、飲んでみたらとても美味しかったとのこと。それを読んだら、こちらも飲みたくなったので、フェイスブックのメッセージに返信をしてから、グレンモーレンジを飲んだ。今、家にあるのはグレンモーレンジの10年ものだが、このハイランドの美酒は、10年ものでも十分にストレートでいける深い味わいがある。早速、ショットグラスに注ぎ、ストレートと洒落こんだ。

今までに一番良く飲んでいるウイスキーは、スペイサイドモルトのグレンフィディックだが、ハイランドのグレンモーレンジも好みのシングルモルトの一つである。市内の酒屋に買いに行ってもなかなか買えないが、時々回ってくるのは、やはりキャンベルタウン・モルトよりもずっと手に入りやすいということなのだろう。

それにしても、やはりグレンモーレンジは美味しい。ストレートでも、それほどきつく感じさせぬ深い味わいと豊かな香り。仕事に疲れた身体と心をほんのりと温め、優しく包んでくれる。昨夜はウダウダと本を読んでいて、つい寝るのが遅くなってしまったが、今日はさすがに早く眠りにつきたい。単なる寝酒にするには勿体無いが、グレンモーレンジの持つコクと深みに包まれて、心も穏やかになる。このまま、素直に眠りに付けば、きっと知らずに溜めこんでしまっている身体と心の疲れも取れるに違いない。

しばらく、ウィスキーを飲む暇がなかったが、今日は何杯かグレンモーレンジを味わって、静かに眠りに付こう。

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2012年2月15日 (水)

スプリングバンク10年

土日に関西ブロックの研究会があり、尼崎に出かけた。関西グループの代表がウィスキー好きなので、変わったスコッチのシングル・モルトのある店を聞くと梅田の店を教えてくれたので、昼食を終えて帰る前にその店により、アンノック12年とスプリングバンク10年を買ってきた。スプリングバンクは何度か伊勢市内の酒屋で買ったことがあるが、いつも置いてある訳ではなく、ここ何年かは見たことがない。そのスプリングバンクが買えたのだから、それだけで帰りの電車はゴキゲンだった。そして、帰宅してから5時間ほどで、スプリングバンクの栓は開いていた。

スコットランドの小さな町キャンベルタウンで作られるシングル・モルトであるスプリングバンクは例えばバンコクの空港の免税店で探しても、まずお目にかかることはない。外国にはあまり輸出されていないらしいのだ。それでも、日本には少量だが入ってくるという。うれしい限りである。このスプリングバングの特徴は、何よりも「これがシングル・モルトのウィスキーか」と思う程の甘い芳香であろう。もう一つのキャンベルタウン・モルトであるグレンスコシアも良い香りがするが、香りとしてはやはりスプリングバンクの方が好みである。花の咲き乱れる春の岸辺を思わせる甘い香りは、ウィスキーを好きでない女性をも魅了する。飲まないくせに、香りを楽しんだりする姿を何度か見かけるからである。

ただ、このスプリングバンク、普通のウィスキーよりも少しアルコール度数が高かったりもする。今回手に入れたスプリングバンク10年も、アルコール度数は46%。通常のウィスキーは40%だから、6度も高い。それでも、水割りやロックでは飲みたくない。先に何杯か飲んでいても、スプリングバンクを飲むならストレートしか考えられない。栓を抜くと、辺りにスプリングバンク独特の甘い香りが漂う。それをショットグラスに注ぐ。香りがさらに広がる。至福の時間である。軽く口に含むと甘い香りが口いっぱいに広がる。けれどもさすがは46%、喉の辺りではキリッとした感覚がある。それも含めて、スプリングバンクの味わいは奥深い。またしばらく、このキャンベルタウン・モルトを楽しめると思うと、それだけで心が弾む。立春も過ぎたことだし、まだまだ寒さは厳しいが、やがて来る春が待ち遠しい。

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2011年5月17日 (火)

宮城峡…ニッカのシングルモルト

飲みさしのウイスキーを空けてしまったので、次はどのボトルを開けようかと数日迷っていたが、東北にボランティアに行っていた友人と飲む機会があったので、我が家の封を切っていないウイスキーの中から【宮城峡】をチョイスした。宮城峡はニッカの仙台宮城峡蒸留所で作られたシングル・モルトである。

どちらかと言えば、ウイスキーはスコッチのシングル・モルトを好む。ただ、日本のウイスキーがまずい訳ではない。山崎にしろ、白州にしろ、余市にしろ日本のモルトと丁寧に作られた上品な味わいがあり、決してスコットランドのモルトにひけを取る訳ではないことは、純粋にウイスキー飲みとしてはよく分かっているつもりだ。それでも、基本的にスコッチのモルトが好きなのは単なる嗜好の問題に過ぎない。

とは言え、この【宮城峡】も、シングル・モルトとして飲めばとても美味しい。さりげない芳香と口に含んだときの上品な味わいは、モルトとして一級品である。新川伏流水と宮城の自然がこの上品で豊かな味わいを持つウイスキーを育てたのだと思うと何とも言えない深い感動を覚える。

が、その宮城も福島や岩手と共に3.11の地震と津波によって甚大な被害を被り、多くの人々の命が失われた。また、生き残った人々も大変な毎日の中でも力強く生き抜こうとしている。その日常的な努力には本当に頭が下がる。今宵は、宮城の生んだ銘酒を静かに味わいながら、1日も早い復興を祈りたい。

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2011年1月23日 (日)

ジョニーウォーカー赤

今日、朝から会議があり、それに出席するには2時間かけて帰宅した上に朝7時には自宅を出なければならない…ということで久しぶりに津市内に宿泊した。とは言え、夕食の後特にすることもないので、市内のコンビニでウィスキーを見繕ったところ、ジョニーウォーカーの赤ラベルがあったので、つまみと一緒に買ってホテルに入った。

もちろん、ジョニーウォーカーは良い酒であり、赤ラベルでも十分美味しい。ただ、スコッチのシングルモルト派としては、著名なブレンデット・ウィスキーの整えられた美味しさは、逆に物足りなさを感じないでもない。それで、普段はあまり買わないのだが、それでも焼酎やビールや日本酒よりはずっと心をくすぐられるし、コンビニでジョニ赤は予想外だったので、さっそく買って部屋で荷物をおろしてから室内に設置してあった冷蔵庫の製氷スペースに放り込んだ。いつもなら、ブレンデット・モルトであればたいてい水割りにするのだが、ホテルの部屋で1人で飲むことを考えるとわざわざ水割りを作るのも面倒だと思い、氷や水も買ってこなかったので、ウィスキーそのものを冷やしたのである。

少し時間を置くのにメールをチェックし、半時間ほど経ってからDVDを見ながらチビリチビリとやり出した。買ってきたのが200ml入りの小瓶なので、ビンから直接飲むのに手ごろだし、コップなどを用意する手間もない。ミックス・ナッツなどのつまみをかじりながら冷えたウィスキーを飲む。いい感じの時間である。

飲み出せば、さすがにジョニーウォーカー、ビンから直接ストレートで飲んでも、十分に楽しめる味わいとなっている。朝の会議のことを考えてさすがに半分あまりで自重したが、朝の会議がなかったら多分空になっていたに違いない。たまには、こんな風に飲むウイスキーの飲み方があっても良いと思うし、ジョニーウォーカーの赤ラベルというのも贅沢と言うほどではなく、かと言ってそれ程悪い味でもなく、宿泊先のホテルでの楽しみとしてはちょうど良い感じであった。帰宅して今、コタツに入っているが、ジョニ赤が明日まで持つかどうかは定かではない。

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2010年3月28日 (日)

グレンモーレンジ15年 Sauternes Wood Finish

グレンモーレンジ15年Sauternes Wood Finishを飲んだ。グレンモーレンジは上質のハイランド・モルトで、10年物でもまろやかで美味しい。12年物のシェリー・ウッド・フィニッシュなどもストレートで飲める上質の仕上がりで割りと好きなのだが、この15年物は思わずうなってしまうほどの逸品である。

例えば、一番良く飲むシングルモルト・ウィスキーはグレンフィデック12年だ。横にこのグレンモーレンジ15年がなければ普通に美味しく飲めるが、このグレンモーレンジ15年を飲んだ後ではどうしても物足りなさを感じてしまう。2つを並べておくと、どうしてもグレンモーレンジの方が早く空いてしまいそちらばかりグラスを重ねる事になる。そういうウィスキーである。

ひとくち、このグレンモーレンジを口に含む。少し辛口かな、という印象だが、そのまますっと喉を通っていく。広がる上品な香りと豊かな味わい。ストレートで飲んでも喉に絡まるアルコールの熱さは感じない。従って、気が付けばグラスが空になっている。それくらい美味しいが、ある意味では、困ったウィスキーである。まあ、美味しければそれで良いのだが。

この味わいを十二分に楽しむには、水割りはもちろん、ロックでももったいない。やはりストレートでやるのが良い。そのひとくち、その一杯に至福の時間が広がる。グレンモーレンジ15年。今まで飲んだ中でも屈指のシングル・モルトである。

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2010年2月20日 (土)

グレンフィディック18年

昨日もグレンフィディックを飲んだ。やはり、ここ数年で、最も愛飲しているスコッチのシングルモルト、その匂いも味も、充分に満足できるものである。その際に、グレンフィデック18年の話になった。昨日飲んだのはグレンフィディック12年だが、実は1週間前の12日には18年の方を飲んでいる。12年の方は、たいていロックで飲んでいるが、さすがに18年の方はストレートで味わった。

13日にはラフロイグ10年、グレンモーレンジ12年シェリーウッド・フィニッシュ、ブッシュミルズ等を飲んでいたが、ストレートで飲んだのは前日のグレンフィディック18年とグレンモーレンジ、ラフロイグとブッシュミルズはロックで味わった。ラフロイグ辺りは10年ものの方が「らしさ」が出ていて面白いが、その荒々しさゆえに飲み方の選択としてはロックであった。グレンフィデックはフルーティで味わい深いモルトだが、ロックの氷が解けた水とのハーモニーも結構好きなので、12年物はロックで飲むことの方が多い。ただ、18年物はよりまろやかさが増しているので、ロックよりもストレートの方が美味しい。12日も2人で200ml入り の小瓶を一気に空けてしまったために、昨日の18年もの談義になったのである。

美味しい酒…私の場合はスコッチのシングル・モルトだが…との時間は、酒に飲まれない限り、本当に至福の時間である。そして、とりあえず私自身は、酒との良好な関係をずっと保っている。部屋の隅には2本のグレンフィディック・クラッシックと共にもう1本グレンフィデック18年のボトルも置いてある。1人ではなかなか開けようという踏ん切りはつきにくいが、何かの機会にまた、至福の時間を楽しみたいものである。

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2010年1月 5日 (火)

年明けのウイスキーは

新しい年が明けて、最初に飲んだウイスキーはやはりグレンフィデックだった。そんなに毎日大量に飲むわけではないので、この一週間弱の間に飲んだウイスキーは、グレンフィディックをロックで5杯、そしてバランタインをロックで1杯というところである。年の初めの量としては大人しい方だろうか。

相変わらずグレンフィディック、というのはかわりばえがしないが、やはりグレンフィデックは美味しいシングルモルトだし、いつでも安心して飲めるスコッチである。その意味では、今年最初にグレンフィディックを飲んだことに別に後悔はない。今年も1年よろしく、という思いを込めて、bestの選択だったかも知れない。

次のバランタインは、年末のカウンセリングのエンカウンター合宿の残りものだった。もう少しあるかと思ったが、ぐらすに入れてみたら1杯分しかなかった。最近はブレンデッドを飲む時にはティーチャーズが多いが、もちろん、バランタインも美味しいウイスキーだ。実は、1杯分しかなかったのも、その美味しさの証である。女性の割合が高い合宿でウイスキー党など少ないだろうと思ってカティーサークを持ち込んだら、一晩でほとんど空いてしまい、急遽バランタインを仕入れたが、美味しさが災いして、シッカリ飲まれてしまった。帰りにバランタインという名前をメモしていった方もいたほどである。

それでもまあ、美味しいウイスキーが評価されるのはうれしい。今年も楽しくウイスキーと付き合っていきたいと思う。

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